先日映画「ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール」の試写会へ行ってきました。

【ストーリー (※オフィシャル・ウェブサイトから引用)】

スコットランドのグラスゴーのとある街。入院中の少女イヴ(エミリー・ブラウニング)は、一人ピアノに向かい曲を書いていた。
ある日、彼女は、病院を抜け出し向かったライブハウスで、アコースティック・ギターを抱えたジェームズ(オリー・アレクサンデル)に出会い、さらに友人のキャシー(ハンナ・マリー)を紹介された。
2人の少女と1人の少年は一緒に音楽を作り始める。
魅力的なのにどこか孤独を感じさせるイヴ。
密かにイヴに恋をする理屈屋のジェームズ。
天真爛漫な年下のキャシー。
その夏、3人の友情と恋が、音楽にのって始まった-。

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この映画はミュージカル映画というよりもミュージックビデオ×青春映画のような印象を受けました。この映画の雰囲気、世界観好きです!
この作品の監督・脚本はスチュアート・マードック。スコットランドのバンド“Belle And Sebastian”のフロントマン。
『ジュノ』や『500日のサマー』などの多くの映画のサウンドトラックでも有名ですよね。この映画も楽曲がとにかく素敵で、サントラが欲しいと思いました。
やはりミュージシャンが作った作品であるため、曲を作る上での葛藤や多くの人に音楽を聴いてもらう為には何が必要か、売れる為には何を犠牲にしなくてはならないのか、音楽をやる事で出逢うもの・楽しみが、ピュアな若者たちが織りなす人間模様のハーモニーと共にすんなり心に届く。
そして所々クスっと笑える演出もあって、私のおすすめのシーンは洋服屋さんでのイケメン君の後ろに立っているマネキンと大勢の人達に追いかけられるシーンで一番最後に走ってくる女性(わかる人はわかる 笑)は爆笑してしまいました。
あと物語を華やかに彩る70年代風なファッションも是非チェックして欲しいです。本当にカワイイ!
そして私が注目したのはジェームズ役のオリー・アレクサンデルさん。映画の中の彼はがっつり歌う程ではないのですが、声を聴いた瞬間心を奪われてしまいました。調べると何本も映画に出ている俳優でもありながら、バンド“Years & Years”のリードボーカルでもある。
そのY&Yがカッコイイ!!!
即7月にリリースされる彼らのアルバムを先行予約してしまいました。今後も要注目のバンドです!
Years & Years "King"

映画の話に戻りますが、この映画はもちろん多くの人に観て欲しいですが、ミュージシャンや音楽で頑張っていこうとしている人達にも是非観て欲しい映画です。

『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』
公式サイト http://godhelpthegirl.club/index.php
8月1日(土) 新宿シネマカリテ ほか全国順次ロードショー
予告編