映画『新宿スワン』の試写会へ行ってきました。


《あらすじ》
一文無しとなった白鳥龍彦(綾野剛)はあてもなく新宿をさ迷っていた。そんなところチンピラ達に絡まれて大乱闘になってしまった。ボコボコにされ倒れていたところ真虎(伊勢谷友介)にスカウトマンをやらないかと誘われる。
そこから様々な新宿・歌舞伎町での裏の世界の物語が繰り広げられる…。


私はこの映画を観るまで「新宿スワン」の存在を知りませんでしたが、原作漫画の作者の和久井健さんが実際にスカウトマンだった経験を活かして制作された作品とのこと。
なので歌舞伎町の派手なネオンの裏ではこんな世界になっているとは思えないほど衝撃的でした。
何より、役者陣がとても豪華!
綾野剛さんはチャラいけど情熱的な龍彦を見事に演じておりました。
山田孝之さんが演じた秀吉のあくどい手段で上へのし上がろうとしていく様は本当に目や表情、姿勢からしてとても冷酷で恐ろしかった。だけど背負った過去の重みをどこかで滲ませてもいて本当に素晴らしかったと思います。
特に龍彦と秀吉とのクライマックスシーンでは綾野さん、山田さん、お互いがお互いを信頼しきって演者同士のぶつかり合いを見れた感じがました。
迫力が凄まじかったです。
そしてクールで大人な伊勢谷さんや金子ノブアキさん、
純粋な目で龍彦を見つめる沢尻さん、妖艶な山田優さん、
情けない感じで見事に笑いを誘う安田顕さん、
嵐の前の静けさのような吉田鋼太郎さんと素晴らしい演者たちが役者魂をこの作品に注ぐ感じはもはや安心感も感じるほどでした。
主題歌にMAN WITH A MISSION、挿入歌にはUVERworldと日本を代表する人気ロックバンドもこの作品に華を添えているのでそこも是非注目して欲しいです!

特に男性陣が好きそうな(笑)乱闘シーン、拷問シーンは満載です!そして男のロマンも感じられるでしょう!

漫画では全38巻もある「新宿スワン」。
私は何か次もありそうな感じを見受けられましたし、もっと先も観たい!龍彦の今後がもっと知りたいと思った作品でした。
是非映画館で迫力を受け取ってみてください。

『新宿スワン』
5月30日(土) ロードショー