小学校受験　落ちる子の行動観察と面接

どんなに世間が騒がしくとも受験生には関係なく、本番が刻一刻と近づく夏。受験当日の経験をもとに小学校受験で落ちる子が起こしたNG行動と面接をお話しします。

小学校受験の行動観察NG

・キレる
・ふざける
・指示通りに動かない
・話しあいをしない
・横暴に仕切る
・不機嫌になる
・道具を取りあう
・道具を片づけない
・ほかの子をバカにする

小学校受験本番の行動観察、
または待機時間に上記のNG行動をすると
協調性が乏しいとみなされ
たとえペーパー問題で100点だとしても
落ちる可能性が高いです。

小学校受験の面接NG

・あいさつしない
・返事がない
・しゃべらない
・じっと座らない
・言葉づかいが汚い
・質問と答えがかみあわない
・ほかの子の会話に入る

小学校受験では子供らしさを求める一方、
無邪気さと失礼は紙一重。
面接では先生に対し
挨拶など
最低限の礼儀が求められます。

質問とかみあわなかったり
言葉遣いが汚く会話が難しい場合
入学しても課題にこたえられないとみなされるため
落ちる可能性が高くなります。

面接で
「どんな食べ物が好きですか？」
と聞かれ

「ケーキ」とだけ答える子。

「僕はケーキが好きです。
理由はフルーツが
たくさんのっているからです」
と答える子。

「きのうねー、
ケーキ食って超うまかったよ」
と答えてしまったら・・・。

どちらが合格し
落ちるでしょうか。

面接対策では
毎日子供へ質問を繰り返し、

「～です」
「～ます」

と最低限の丁寧語で答えられるようにすることを
おすすめします。

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社会性と協調性

行動観察は
6歳の成長過程にあった社会性が
身についているかがみられます。

自分の思い通りにならないから
といって突然キレたり不機嫌になっても
「子供だから」と許されないのが小学校受験。

国立小学校へ入学してからも
毎日話し合いが多く、
集団で何かを決めてからスタートします。

話し合いができないと
授業が成り立たないので、
入学前の行動観察がいかに重要なのか
身をもって実感いたしました。

仮に工作などで
「おまえこんなのもできないの？」
「へたくそー」
「私の方が早くできた！

みんなおそーい」
とほかの子をバカにするような発言もアウトです。

入学後、先生方はこども同士、　
お互いリスペクトの気持ちをもって
接するよう教育してくださいます。　

特に負けず嫌いな子は
勝とうと努力する気持ちは大事ですが、
自分がうまくできた時に
ほかの子を見下さないよう
注意する必要があります。

行動観察中にけんかになり
泣きはじめて続行不可能となった
お子さんが途中で帰宅を促されていました。

親御さんがそれまで準備をしてきたので
あれば本当にお気の毒です。

道具のゆずりあい、話しあいは

ふだんの遊びから学ぶよう

親御さんも心掛けた方がよいと思います。

面接に潜む落とし穴

面接ではふだんの生活がありのまま露呈されます。

例１

「お父さんとはいつも
どんな遊びをしているのですか？」
と聞かれ、
全然遊んでいないとしたら
面接で黙ってしまうのではないでしょうか。

例2

「学校までどうやってきましたか？」
と聞かれ、
「車です」「タクシーです」と答えたら
規範が守れないご家庭だとみなされるでしょう。

例3

「順番に自己紹介をしてください。
お名前・好きなお手伝い・
どんなところに気をつけているか
教えてください」
質問を聞いていないと
答えられなかったりします。
「お手伝いはふだんしません」
といったら
当校と教育方針が合わないとみなされるでしょう。

ちなみにうちの子は家で練習する時、
私が面接官役、
夫がほかの受験生役となり
練習したところ、
やたら「ほかの子の会話に入る」笑。
僕もそれ知ってる、だの、
僕もそれ好きだよ、だの
聞かれてもいないのにしゃべるので

「とにかく！
ほかの子がしゃべっているときは
だまって聞いていて！」
と言い聞かせました。

ぼーっとしていると
質問の意味を1回で理解しないことも多く、
「先生がお話しする時は集中して」
とも注意しました。

毎日、子供と会話を楽しむくらいの気持ちで
質問を繰り返すのが
面接攻略への近道です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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