お受験ド素人、保育園、共働きのわたしの子供が塾なしでなぜ国立小へ合格したか?今日のテーマは「回転図形を解く意味とは?」いったい国立小の先生はこの問題を出題して何を見たいのでしょうか?

 

答え.

高度な想像力と推理力のベースを

そなえた子が欲しいから。

 

例題1

右に2回まわした場合の図形をえらびましょう。

(選択肢がイラストで出てくる)

 

 

 

 

 

 

 

 

 回転図形の難易度と解き方

 

 

4マスあるうちの一つに

△や星などが書いてあり、

回転するとどのマスになるか

 

などを問う問題ですが、

6歳にはまあ難しい。

 

うちもはじめは

ぜんぜん解けませんでした。

何度も問題集を繰り返し

解きましたがとけるまで時間がかかりました汗 

 

なかなかできずに焦りましたが、

叱らずイラつかず落ち着いて。

子供自身がマスを赤のクレヨンで印をつけ、

実際に2回まわして試したり試行錯誤。

 

回転図形の理解が乏しいうちは

クレヨンで毎回しるしをつけ、

何度も試していくうちに

だんだん図形の位置が回転するごとに

どこへ行くのか理解できるようになります。

 

 

 なぜ回転図形の問題が出るのでしょうか?

 

 

冒頭で「高度な想像力と推理力をそなえた子が欲しいから」と申し上げましたが、たとえば国立小へ入学するとこんな授業があります。

 

Q.オリンピックについて調べよう。

調べたことについて発表しよう。

↓↓

 

調査の過程で、華やかさだけでない闇の部分がわかる。

・金メダルを取るためにドーピングをする選手がいるのはなぜか?

・真夏の暑い時間帯に試合を開催しテレビ放映するのはなぜか?

・開催には多額の費用が必要。たとえば東京オリンピックの警備だけで何千億円の予算が必要になる。はたしてそんなに税金を使うべきか?

 

↓↓

発表の時、

オリンピックは開催するべきか否か

といった議論が生まれる。

 

「オリンピックを開催したらどうなるのか?」

子供たちが賛成派と反対派にわかれて

ディベートします。

 

「一生懸命練習した選手の発表の場は必要だ」

「税金はもっとほかの大事なものにつかうべきだ」

 

等、子供たちから盛んに意見が飛び交います。

 

いろんな情報を集めたうえで、

自分たちの頭で想像し仮説を考える。

答えが一つでない課題については、

文字通り高度な想像力と推理力がいるわけです。

そのベースがないと、

こうしたディベートで発言しづらくなり

授業が成りたたなくなります。

 

答えが一つでない

課題を解決するには

高度な想像力と

推理力が必要だ。

 

文部科学省の「新しい学習要領」の中には

 

「答えが一つではない課題に

子供たちが道徳的に向き合い、

考え、議論する」

 

道徳教育への転換が加えられ、

平成30年から小学校教育にて実践されています。

国立小は実験実証校ですので、

ありとあらゆる課題について

毎日のようにディベートが繰り返され、

課題解決の力を鍛えられています。

 

 

コロナ禍で

昨日の常識が通用しない

予測困難な時代。

変化が激しい世の中を生き抜く力と

未来を見据える力を養おうとしている。

 

2年前の今日。

近い将来

外出が制限され

マスクを1年中つける世の中になるとは

だれが想像したでしょうか。

 

問題が出題される意図を知ると

解く意識も変わってきます。

 

ぜひ楽しんで取り組んでくださいね。

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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