国立小学校のみ受けて合格しました。受験までのスケジュールと抽選方法をまとめましたので来年以降、小学校受験する方のお役に立てればうれしいです。

 

【小学校受験・本番までのスケジュール】

 

1)夏~秋某日 学校説明会 

 

密を避けるため2日間日程。男女に分かれ、さらに午前・午後開催。

コロナ対策のため、1家族1人まで、事前申し込みが必要でした。小さなお子様の同伴は×。

スリッパ、書類などを入れる袋もお忘れなく。ちなみに参加者のみなさんはほぼ紺色のお受験服の方ばかりで、ふだんの服で行くと悪目立ちするので要注意。説明会に出たら当日、募集要項を受け取れます。

 

2) 募集要項配布

 

何らかの理由で説明会にこれなかった方々は学校の窓口へわざわざ取りに行く、というなんともアナログな方法でした。個人的な感想ですが、校長先生自ら学校の教育方針や存在意義、重要な注意事項を話し、学校関係者から直接話が聞けるチャンスなのに学校説明会を聞かず、志願する方っていらっしゃるんですね・・・。自分の子供を6年間預けるのに、学校説明会を聞かなくてもよいのか?と不思議に思いました・・・。

 

3)出願応募

事前抽選の申し込み。

 

4)事前抽選

 

国立小は応募者数が多い場合、受験の前に抽選するという自分の力ではどうしようもない”くじ運”が必要になります。通過すれば受験資格が得られ、通過しなければ、受験すらさせてもらえないという残酷なシステムです。せっかく受験対策で準備してきてもここで終わりということも考えられます。応募者数が少なければ抽選はありません。

 

5)本出願

 

抽選通過者はこの時点で願書を書き、子供を賢そうに写した証明写真を貼り応募します。

学区が厳しく決められているため、願書は家から学校までの道のりを細かく地図に描く欄がありました。通り一本挟んだぐらいの区域外でも落ちてしまいます。

提出書類が複数あるため、漏れがないか何度も確認しました。

 

6)一次選考・ペーパー&面接

 

自家用車は絶対禁止!

規則を守ることに気を遣っている学校ですから

万が一、自家用車で乗り付けようものなら、試験の内容にかかわらず選考から漏れる可能性が高まります。

※校門や周辺の道にも先生が立っていらっしゃいました。

一次選考の翌日にはネット上で通過者の番号が掲載されます。

当日の様子はまた別の記事でアップしますね。

見つけたときは

「えぇぇぇあったよ!奇跡!」と思わず叫んでしまいました。

 

7)二次選考・行動観察

 

二次選考の翌日は学校の掲示板に掲出されるのと、ネット上で通過者が確認できました。

二次選考の様子も別日にアップします。

子供の番号を見つけたときはまだ合格が確定していないのに

「ウソ…残ってる・・・信じられない」

と涙が止まりませんでした・・。

 

8)三次選考・保護者による抽選

 

はっきり言って

これが一番精神的にきつかった・・・。

 

二次まで子供が精いっぱい頑張り、

最後は私のくじ運にゆだねられるという

今まで生きていて

味わったことがないハイプレッシャー。

 

「夫と私、どちらが行く?」

「そういえば、元旦のおみくじで大吉を当てたのは私だったな」

と思い出し、結局私が行くことに。

 

ここ一週間、試験期間中は

極度の緊張で眠れず、

抽選当日も緊張して

食事がのどを通りませんでした。

 

抽選当日の朝、

BGMはエルガーの威風堂々。

自分の気持ちを盛り上げないと

メンタル持ちません。

 

二次通過者の保護者全員が

異常にピリピリした空気が

漂う体育館に、

紺のお受験服を再びまとって大集合。

 

「これから扉を閉めます」

と厳かな雰囲気で抽選が始まりました。

 

まずは学校関係者が

抽選札に人数分の数字が

書かれているか全員の前で読み上げられます。

これだけで1時間。

 

次に二次通過者の人数+1の抽選札を

受験番号順に保護者がみずから取ります。

保護者全員が抽選札を取り終えると、

最後に1枚だけ抽選札が残ります。

その抽選札に書かれた番号から

【 次 】の番号~募集人数分が合格者となります。

 

自分の力ではどうしようもないとき、

神様に祈るか、

亡くなった祖父母に祈るしかなく、

抽選中はずっと手を組んで

 

「おばあちゃん、

おじいちゃん、

どうかどうか

孫を入学させてください!!!!」

 

と祈りました。

(もはやここまでくると、

私はこれしかやることがない)

学校関係者の方が

最後にのこった札を

読み上げた瞬間

 

 

 

「あ、受かった」

 

 

 

体育館中に響き渡る

すすり泣きと落胆のため息。

本当に異様な雰囲気でした。

 

合格したとしても、周りの方に配慮し

「よっしゃー!」

「やったー!」

なんて言えません。

 

みんな静かに目の前で

起きたことを受け止めるしか

ありませんでした。

 

残念ながら

抽選に漏れてしまった方は

ここで退席し、

通過者は20分の休憩時間を経て

入学までのスケジュールについて

事務的な説明を聞きました。

 

長めの休憩時間は

心を落ち着かせる時間でもあったようです。

 

私はトイレで合格の喜びをかみしめて

声を殺して号泣しました。

 

たとえ合格だとわかっても、

緊張感が解けず

誰一人周りの保護者の方と

お話しする方はいませんでした。

 

帰り路、学校の校門から見た夕暮れが

涙でにじみ、美しすぎて

きっと一生忘れません。

 

まとめ

1)夏~秋某日 学校説明会
2) 募集要項配布
3)出願応募
4)事前抽選
5)本出願
6)一次選考・ペーパー&面接
7)二次選考・行動観察
8)三次選考・保護者による抽選

 

特に5~7が1週間かかるため、

共働きの夫婦は

試験期間になんとか

有給休暇をねん出させる

必要があります。

 

小学校受験に挑む

保護者の皆様、

1日、1日が長丁場なので

体調管理に気をつけて、

のぞんでくださいね。

 

最後までお読み

いただきありがとうございました。

 

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