弁護士コンサルティングに行ってきました。

今日書くことは、国際離婚に関係ある人しか興味ないかもしれない内容で、かなりの長文になりますので、ご了承下さい。


相談当日、夫が出勤してから急いで準備して家を出て、自分の日本のクレジットカードから現金を引き出し、300ドルと予備のキャッシュを用意して、普段あまり行かないオフィス街へ。

大くて綺麗なオフィスビルで、アメリカ映画に出てきそうなオフィス!!って感じで、ラフな服装に抱っこ紐でベビ連れの私は、やたらと緊張。

※日本でも弁護士相談に行く可能性高いから、わかりやすく書き分けるため、今回のアメリカ側での弁護士は「ロイヤー」と表記します。


今回、自分の信頼している精神科の先生にロイヤーへの相談を勧められたから行くことにしたわけだけど、結果、行ってみて思ったのは、やっぱり「日本に帰る気ならあまり行く意味ない」ってこと。

当初私が思っていた通り、もちろん相手はロイヤーだから、違法なことは勧めない。

私の日本留置計画について、かなり強めに「それはしないで!」って言われてしまいました。

「誘拐犯になってしまえば、二度と国外へは行けない。アメリカはもちろん、お隣の韓国でさえ、空港で逮捕される。そして親権は相手のところへ。子どもとは会えない」と。

世界中どこの国でもパスポート使った時点で終わりってわけではなく、おそらく韓国がアメリカと犯罪者引き渡し協定を結んでいるからダメなんだろうけど、世界中〜みたいなニュアンスで言ってた…
→後からアメリカと協定結んでる国を自分で調べたら、確かにほとんどの先進国や旅行に行きそうな国が入ってる。行く可能性がありそうなところで入ってなかったのは中国(香港除く)と台湾くらいかな…。あとはアフリカとか戦争してるような中東の国とかばっかだったわ。


行く時点では夫の同意を得ている場合でも、約束の日に戻さなかったらそれは誘拐。そして、犯罪なので、親権もグリーンカードも剥奪される、とのこと。


「でも日本国外に一切出なければ大丈夫なんでしょう?」と、ぶっこんで聞いてみたところ、
「でもあなた若いし、旅行だってしたいでしょう。それにハーグ条約の取り決めで、日本もアメリカの裁判所の内容は把握しなきゃいけないことになってるから、子どもはアメリカに連れ戻すことになる(それが実行されるかは曖昧にぼかされた)。ただアメリカの警察は、日本国内にいる限りはあなたを逮捕はできないけど」
とのこと。
※日本とアメリカも犯罪人引き渡し条約を結んでるけど、犯罪者が日本国籍の場合は例外らしい。(ウィキペディアによる)


まあ、ロイヤーが言ってることは、私が今までネット等で得ていた知識とだいたい合ってるから驚きはしない。

ただ改めて、それくらい(日本に居残ることは)捨て身の作戦なんだな〜ってことを思い知らされた。


そんな感じで、彼は最初から「誘拐犯にはなるな」というスタンスがハッキリしてたので、それに関してはこれ以上話聞いても無駄だと思い、残り時間は私も「じゃあアメリカでどうするか」という立場に切り替えて、正攻法で離婚に向けて上手く立ち回る方法を聞くことにした。


アメリカで離婚する場合のポイント

*グリーンカードが届くまでは動かない!
グリーンカードが届く前に日本に帰ったら、今のビザが切れる時点でもう戻れなくなる。(=夫が誘拐として訴えたりしなくても単純にビザ問題が生じる…まあこれは当たり前か)
そしてこのままアメリカに約束通り戻って来たとしても、グリーンカードが届く前に夫から離婚を始められてしまうと、これもまたややこしくなる。
だから、とりあえずグリーンカード来るまでは事を荒立てずに待った方がいい。
ただ、グリーンカードがいったん来れば、2年の条件付きが外れるまで待つ必要はない。子どもがいたり、偽装結婚でないことを証明するのは簡単な状況で、「結婚自体は嘘ではなかったけど事情により継続が難しくなった」ことが主張できれば期限なしグリーンカード=永住権は取れるらしい。


*親権について
今の状況(夫は激務でほぼ家に居ない)を考えると、フィジカルコストディ(=子どもの養育権)はまず取れるだろうとのこと。
リーガルコストディ(=法的親権。子どもの学校や病院などを決める権利)は半々?
親権については、グリーンカードを持っていれば、シティズンかどうかは関係ないらしい。
ただ、相手が今の仕事を辞めてもっと時間的に余裕があるとかになったら、また変わって来る可能性がある。(しかも子どもが18歳になるまでいくらでも再審可能とかだったような)
そして私も保育所と仕事を見つけて自活出来てなきゃいけない。
これは簡単に言われるけど、実際そう簡単じゃなくない? って思う。こんな物価がハイパー高い場所で、アメリカでの就労経験はバイトすらない私が、いきなり子ども連れて生活できるか?


*別居を先に始めてから離婚するのがベター
一緒に住みながらの離婚は醜くて泥沼化しやすいらしい。そりゃそうだ。
それに、自立しても子ども育てられること証明しなきゃいけないからな。


*その他
・睡眠薬とか飲んでないよね〜?って聞かれた。そういうのあると、やっぱり不利になるんだろうな。
・費用について、離婚と親権だけなら(ビザ問題がない場合)$3000〜5000くらいって言われた。協定だけで済むか裁判になるかでこれだけの差。実際にはもっとかかる気がする。気が遠くなるわ。


それから、法律的なことよりカウンセリングに近い内容の話がいくつか。

・文化の違いによるものだと思うけど、子どもの連れ去りをやる日本人の母親はかなり多い。そしてロイヤーはそれが嫌い。
もし自分が逆の立場だったらどうか? 夫が娘を連れ去って戻らなかったら? 途方に暮れてしまうよね。だからやめましょう…みたいな話。
→さすが正義の味方ロイヤー。それ以外にも、終始「物事をややこしくしないで」みたいなスタンスで、わりと平和主義な超真っ当弁護士って感じがした。
(醜いこと&めんどくさいこと嫌い、そこまでお金儲け主義でもないけど、取れそうな案件は綺麗にこなしたい!って感じの印象かな…don't mess upってよく言ってた)

・日本に帰るのが一番の希望なら、グリーンカードと夫の許可を得て、堂々と帰るのがベスト。
それだけ飲み歩いてたりする人なら、他に好きな人が出来て、私と娘には興味がなくなっていって、養育費とか払いたくないがために「娘連れて日本帰れば?」ってなる可能性もある。夫の興味を自分たち母子から逸らさせて向こうから捨てさせる。
あとは「親権欲しい欲しい」「あげないあげない」って言ってると余計に執着されるから、「あ、子ども欲しいの? じゃあどうぞ」って子ども預けて育児の大変さを思い知らさせるのも一つの手…それも一つのマインドコントロール。とかも言ってたな。
これは、普通の不仲が原因の離婚カップルには言えても、うちの場合はまず無理だけど。ビョーキの夫に預けるとか娘を生贄に捧げるようなもんだから。



今できること(アメリカ戻ってきたらの話)
・イミグレーションのオフィスに窓口相談のアポイント取って問い合わせに行く。
(電話対応では解決しないことが多いとのこと。向こうから折り返しって言われてもかかってくることは基本ないらしい。私のケースでなぜ未だにグリーンカードが届いてないのかは弁護士も首傾げてた)

・仕事を見つける。今すぐに働かないにしても、自分にどんな仕事が出来て、どれくらいの収入が見込めそうか、リサーチする。

・ファミリーカウンセリング/マリッジカウンセリングを受ける。
→これは最初らへんに提案されたけど、私が「夫が一緒に行ってくれない」「どのみち別れることしか考えてない」みたいに言ったので、後の方はうやむやになってた…
まあ離婚前提でも、夫が来てくれるなら行ってみるに越したことはないのかな。
今のままじゃ夫は何が問題か理解してないから、ただただ「妻はなぜこんなにも自分を嫌うのか」と感じてて、私は逃げるしかなくなる、さもなければ醜い争いになるか…って感じだからな。
→さらに後日談。わざわざ良い感じのカウンセラー見つけて、「この人良さそうじゃない?」って夫に話してみたけど、行く気ゼロ。やる気失せるわ〜。(逆に夫に対する諦めはつきやすい)


しかし、どれも正論で正攻法で、未来に可能性を残すためには良いアイデア(?)なのはわかるけど、夫の状態を考えると、そんな悠長なことは言ってられないんですよね。

実際、警察を呼んだのだってつい1か月前のこと。その時に「もう二度と(夫のことで)警察は呼びたくない」「早くここから出なきゃ」って思って、シェルターに入ることまで考えた。

けど、一度シェルターに入ってしまったら今後の流れ的に取り返しつかなくなると思ったから、一旦保留にして、カウンセリングとドメスティックバイオレンスアクションセンターへ相談。

その時にも、両者から「身の安全を守ることを第一に考えて」と言われたけど、カウンセリングの方では、シェルターはあまり勧められず、アメリカでの私の不利な状況も考慮して「日本に帰ることを考えたほうがいいかもしれない」とアドバイスされたのだった。

一方で、このロイヤーは、アルコール依存症やDVに関しては見方が甘い。私の伝え方が不十分だったのもあるかもしれないけど、「彼の悪い習慣」っていう感じに捉えてて、「病的なもの」っていう認識が薄いっぽい。

「あなたが彼を刺激するようなことを一切しなければ、警察を呼ぶほどの事態にはならないのでは?」って言われて、「うーん…どうなんだろう」と、本気で悩んだ。

私もアラノンやカウンセリングで依存症について学び始めてしばらく経つし、酔った夫と喧嘩なんて間違ってもしない。火に油を注ぐようなことは絶対しなくなった。
それにあの日も「警察呼んだりしたくないから早く落ち着いてくれないかな」って、ずっと息潜めてた。それでも最終的に刃物持ち出して来て「ああもうこれはダメだ」って思って911コールしたんだった。

だけど、自分に反省する点が全くなかったかと言えば、思い当たる節はある。
最初に鍵をこじ開けられてベッドルームを占領された時点で、そのままベッドを与えておけばよかった。きっと彼はその日どうしてもベッドが良かったんだろう…
だけど私は、起きてしまった娘を寝かしつけ出来ない状態でリビングにいるのがキツくて、彼がトイレに起きた隙に、ベッドルームに戻ってまた鍵かけたんだよね。惨事はそこから。

あのまま私がリビングで大人しくしてたら、彼はまたベッドに戻って寝ただけだったかも?

「とにかく彼を刺激しないこと」については、確かにもっとやり方があるかもしれない。今の私はまだそこまで仏じゃないから。

まあでも、そこに注力するのって、緩やかに自分を殺すようなものじゃない?

酔った夫にベッドルーム占領されて深夜〜朝方に起きちゃった娘抱えて行き場を失ったり、酔った夫の絡み(暴言や強制的な性的接触)に仏の顔して耐えるのは、思い出すだけでもウンザリするくらい苦痛なことなのよ。娘がいなくて私一人なら、まだソファで寝たフリとか出来るけどさぁ。

まあそのへんは精神科医のほうが分かってると思うから、基本的にはそちらを信じるかな。

精神科医は私と娘の心身の健全を一番に考えている、プラス、彼の依存症やアンガーイシューが病気でコントロール不能なのを解っているから、そういう「あなたが上手くやれば彼も落ち着くんじゃない?」的なことは、絶対に言われない。


今、状況が状況なだけに、精神科のカウンセリングでも弁護士のコンサルティングでも、私から話す内容は同じようなものになるんだけど、それに対する両者の意見が違いすぎて…

難しい。

ざっくりまとめると、

精神科医: ご主人が良くなることは期待できません。母子の身の安全を最優先にしてください。日本に帰るのが一番いいでしょう。
主人と一緒に暮らしていくことはもちろん、離婚して共同親権で子どもが父母を往き来するようなことになっても、子どもにとってはどちらも良くない。主人には子育てをする能力はない(幼少期の生育歴からして欠損してる)し、お子さんの健全な成長を考えるなら、アメリカで事態を拗らせるより、早いうちに日本へ帰って父親は最初からいないものとしたほうがいくぶんかマシ。日本から出られなくなっても、二度とアメリカに戻れなくなったり、海外旅行に行けなくても、母子の健康と幸せを守れるなら、それはビッグディールじゃない…って感じ。(いや十分ビッグディールだけど)


弁護士: とにかく違法なことをするのはやめて下さい。まずはグリーンカード。これだけは待って下さい。そして親権は僕がなんとかします。あとは子どもと生活出来るように仕事を見つけて下さい。そうこうしているうちに主人に新しい彼女が出来て、母子に興味を失う方向へ…もっていきましょう。そうすれば、グリーンカードも親権も許可も得て、正しく日本に帰れます。

180度違うな…


基本的には、その道のプロに聞くのが一番だから、法律に関しては弁護士の言うことを、夫の問題や子どもの成長に関わることは精神科医の言うことを…って感じだけど、この場合、どれを選んでも何かを犠牲にしなければいけない状況だから、どこで折り合いを付けるかが難しいなぁ。


しかし今回の場合、日本に帰って留まることをかなりの可能性でポジティブに考えてて、だからこそ「ここで弁護士に相談しても意味ない」って思ってたくらいだから、今でも、ロイヤーの言うことを鵜呑みにはしてない。

彼にとっては、私が日本に帰ってしまったら顧客にならないし、私がアメリカで離婚をすれば5000ドルが儲かる立場。日本に帰ることを勧められないのは最初から分かっていたことだ。

ただ、話を聞いてみて良かったのは、
・日本に帰るな(=誘拐犯になるな)という押しが、思った以上に強かったこと
・アメリカで正攻法で離婚する場合の有益な情報が聞けたこと
で、私の「アメリカ(と他の国)を捨ててまで日本に居残るかどうか」の覚悟がますます試されるということ。

日本に留まることを決めるなら、それは生半可な気持ちではいけない。

母子家庭がしんどくても、(離婚成立しないから)手当や養育費が何ももらえなくても、日本の封建的な価値観の中で「父親のいないハーフの子」を育てるのが苦しくても、もう逃げ場はない。もうどこにも行けない。

そしてそれは自分で選んだ道だから弱音すら吐けない。

それでもいい?
それでも今の生活を続けるよりはマシって自信を持って言える?

…と、自分に問いかけなくてはいけない。


よく夢を見るんですが、夢のメッセージは「早く彼から逃げろ」的なのが多い気がします。夫に対しておびえてたり、危機に瀕してることが多くて、潜在意識が「手遅れになる前に!」とアラートを出しているような感じ。

逆に「日本に帰って(or夫と別れて)後悔してる系」の夢は、一度も見たことないです。

私は夢のメッセージを結構信じる派なので、これも一つの立派な判断材料。


だけどロイヤーが言うことにも一理あって、「とりあえず今回は見送りにしてもいいかな(=普通の一時帰国として楽しんで帰って来る)」という気持ちもあります。

夫婦仲が表面上円満であれば(離婚沙汰になっていなければ)、一時帰国として帰らせてもらうチャンスはこの先にもあります。

だからとりあえずグリーンカードを待ってみるとか、とりあえずパートでも始めてみるとか、もう少しここで有利になるように進めてみるのもアリかも…そうしてるうちに夫は浮気して私たち母子に対する執着失ってくれないかな…? なんて。。

と言っても、どのみちあまり長いことは待てません。私自身この生活は心身に堪えるし、娘が物事を分かり始める頃になってまで不穏な状況でいるは避けたい。

さらに、私がアメリカにいる間は、いつでも日本に娘連れての一時帰国を認めてもらえる関係でいなきゃいけないから、私は警察呼んだり怒ったり、相手を焦らせるような行動を一切とれない。パスポートの所在を毎日確認しながら、夫に対してナイスに振る舞う演技の日々…
☝︎
今がまさにこれなんですが、たった1か月でもまあまあしんどい。

結局は「夫から離れる」ことしか考えていないのに、ここでそれを先延ばしにするメリットがどのくらいあるか?
アメリカで離婚して養育権とグリーンカードと収入を得ても、夫に会わせなきゃいけない義務(=娘が父親によって苦労するリスク)や州外へ出られない(=結局ここでもスタックする)デメリットは発生するわけだし…だったら日本のがよくない?
海外渡航の自由を手に入れるために「夫のほうから私たち母子を捨ててくれる」という、この先起こるかどうかもわからない不確定要素に期待してダラダラ引き伸ばしてもねぇ…
娘はぐんぐん成長してるわけだし、もし今回は戻ってくるとしても、次の期限とかは決めておいたほうがいいかも? 「〇〇(年月)までに状況が変わっていなかったら日本帰る」とか。


迷うな〜。

今回戻って来るつもりならスーツケースの荷物減らして家族と友人にお土産買いたい。(この状況でまだそんな呑気なこと言ってるのか!笑)

日本でも弁護士相談行って、なんて言われるか聞いてみたい。日本側からだとだいぶ違った見解になりそう。(その弁護士は日本で戦わなきゃ仕事にならないから、約束の日までにアメリカ戻りなさいとは言わなさそう)


そんなこんなでまだ決めかねている私ですが…

ただ今の時点で一つだけ言えるのは、私は正しい選択が出来るだろう!ということ。


今回もし夫のところに戻らなければ…
それは、手遅れになる前に逃げ出してよかった。夫が変わらないという事実を受け入れて、自分と娘のために状況を変える勇気を持ったということ。

とりあえず今回は一度戻って来ることにしたなら…
それは、知識と忍耐と冷静さを持って、未来に可能性を残したということ。


どちらを選んでも正しい決断が出来たと言えるように、自分に自信を持とう。

私は神様の導きを受けているから大丈夫だ。アラノンと出会い、そこからカウンセリングとロイヤー、そして関連ブログなど、たくさんの学びに出会えた。昔は衝動的な感情だけで考えるより先に動いていた私が、ここまで慎重に冷静になって、色んな知識を得ようと努力した。屈辱の中から飛び出したい気持ちをグッとこらえ、成長した。これは間違いなくハイアーパワーのおかげだ。

だからこの先には今より良い未来しかないハズ。



**追記**

ふと思ったけど、夫も含めて日本に移り住んだ後に離婚を始めるっていう作戦はどうだろう? 娘と渡航の自由を得る方法としては、新しいガールフレンド待ちか、これしかないかな。
ただどっちも時間とエネルギーものすごい消耗しそう…