私が過去、摂食障害（過食嘔吐）
を患っていたことは折に触れ
このブログで書いています。
「私、可哀想でしょう」
という気持ちもないですし、
「懐かしい過去」
なんてものでもない。
そもそも「摂食障害」という病名
が存在はしているけれど、自分のこと
病気とも思えないというか…
過去に「そういう事象があった」
ただ、それだけという感じでしょうか。
だけど、ときどきそのときの体験が
鮮明に思い出されて、あぁ辛かったな
（今は楽だな）とそう思うくらい。
例えば風邪だったら、喉が痛いなって
思っていたら、なんだか鼻水が出て
そしたらぼーっとして悪寒が…
一晩寝て少し身体は重いけれど、
熱を測ったら平熱で、ぼやっとしつつ
「あぁ治ってきたな」って、
そういう流れですよね。
でも摂食障害は全然違う。
あるとき急にぱちっと
「スイッチが入った」
そんな感じなんです。
止められないし、衝動に従うしかない。
YouTubeのたかまつななチャンネルに
遠野なぎこさんがゲストで出た回
これを観たのですが
遠野なぎこさんが仰っている話、
まんま私もそうでしたから。
東日本大震災で関東も大きな地震が
発生する中でも、どうしても過食が
止められないという話。
私は臨月でお腹に余分な圧をかけたら
いけないというのに、
過食を止めることができず泣いてた。
遠野さんが「またぶり返す」という
話をされていて、
「またいつかスイッチが入るかも」
という恐怖心が私の中で
じとっと僅かに生まれたのは事実です。
泣きながら食べて泣きながら吐いて
なにしてるんだろうって。
こんなに無駄な作業をしている私は
なんで生きているんだろうって。
なぜか離婚してぱったりと症状は
出ていない私、夜中アイス食べたり
昼夜ラーメン食べる日があったり…
なのに体重は2～3キロ減ったとこで
落ち着いていて。
丼ものを気兼ねなく食べる日が
食後のデザートを選べる日が
吐くことを考えずに食べられる日が
くるとは、思わなかった。
ただ…もし自分の子どもが、
もし友だちや知人が、
同じ病気になってしまったら…
どう声をかけていいかわかりません。
わからないというより、
「何を言ってもあまり意味がない」
ということがわかっているから。
もちろんやれることはあるけれど
（責めないとか、病院に連れてくとか）
何とも難しい病気だなぁと思います。
とはいえ、なにも摂食障害だけが辛い
わけではなくて、肉体の病気、
精神の病気、その全てが辛いですよね。
というようなことを、日常的に考えて
いるんですが…
以前ブログのコメントに
「摂食障害では死にません」
というコメントをいただきまして
あれは、本当に撤回して欲しいな。
今でも覚えている…
（私の思い違いがあると悪いと思って
コメントを遡ったけど、埋もれていて
見つけられなかったです…涙）
死ぬかどうか、死亡率がどうとか、
そういう次元の話じゃないなぁと
そう思います。
ちなみに摂食障害の死亡率は5％。
精神疾患では最も高い数字だそう。
こうやって不定期的に摂食障害に
ついて私がブログを書くのも、
知らない方に知ってほしいのと、
今悩んでいる方やその関係者に
こんな事例もあると知って欲しいから。
「不倫して離婚したら治る！」
と、いうわけじゃないですからねー
遠野さんは「ぶり返す」と言いますが
いつか終わると私は信じています。
信じられていることこそ、
一歩前進なんではないか？と思ったり。