開きかけたノートパソコン

 

コロナ禍で、「ロマンス詐欺」被害が増えているそうですね。

 

以前から、ロマンス詐欺については時々話題になっていましたが、

さらにコロナで出会いの機会が激減し、被害拡大している模様。

 

 

【ロマンス詐欺】

主にインターネット上の交流サイトなどで知り合った海外の相手を言葉巧みに騙して、恋人や結婚相手になったかのように振る舞い、金銭を送金させる特殊詐欺の一種

※出典:Wikipedia「ロマンス詐欺

 

 

事例で紹介されていたのは、

出会い系サイトで出会った某外国の年収3,000万円という男性に騙され、

合計3,700万円を失った女性でした。

 

  • イケメン
  • 高収入
  • 日本で働くことが決まっている
  • 数年間恋人がいない
  • 夜中でも即レス
  • 1日のメールのやり取りは400通以上

 

騙された女性は10代のお子さんを育てるシングルマザー。

パートナーが欲しい、幸せになりたい、という想いから出会い系サイトを利用したそうです。

 

男性に、「借りものの家にはあなたを住まわせたくない」と言われ、

「もうすぐ日本の会社に勤めるから家を買って一緒に住もう」と言われ、

「一緒にお金を貯めて夢を叶えよう」と、投資という名のギャンブルを勧められ・・・

 

拒めば別れをちらつかせ、最終的にはお子さんの教育費にと積み立てたお金も

すべてつぎ込んでしまいました。

 

3,700万円・・・人生を大きく変える金額です。370万円ではなく3,700万円です。

 

中には

「騙されるほうが悪い」

「どう考えても怪しい」

「そんな手口に騙されるなんて間抜け」

「詐欺と勘づかないのがおかしい」

そういった意見もあるようです。

 

ただ、心が弱っているとき、脆くなっているとき、

「(自分の幸せを)信じたい」

「(このチャンスを)信じたい」

と思う気持ちになることも、あるんじゃないかと思います。

 

私自身は、これまで男性に騙されるような経験は、幸いしてきていません。

それと、お金に執着している人間なので、お金がらみのことには非常に慎重。

それなので、どんなに好きでもお金を請求されたら気持ちが萎えてしまいそうです。

 

ただ、世の中に何かしらの方法で騙される人がいて、その数が少なくないのも事実。

 

冷静に考えたら、とか、

そういうことができなくなっている状態だからこそ騙されるわけですよね。

 

ちょっと話は違いますが、私のいとこは離婚も再婚も複数回経験しています。

高校入学して以降、自然と距離があいてしまい、今はあまり親しくしていませんが、

実母や親戚から聞く話、「若い男を連れ込んで」「男をとっかえひっかえ」

しているようです。

 

「〇〇ちゃんち、また白い車停まってたよ(若い彼氏の車)」なんて・・・

(田舎の噂は怖いものですね)

 

「あの子はSEX依存症なんだ」なんて、根拠もないのに乱暴なことを言う人もいます。

 

だけど、シングルマザーで安月給で早朝から必死に働いて、子どもを3人育てて・・・

いつも疲れていて、お金の心配があって。

 

そうなると早く楽になりたいという気持ちが、芽生えるんじゃないかと思うんですよね。

このチャンスを逃してはならない!という焦燥感が生まれやすいと思うんですよね。

 

もちろん、そうなる前に仕事を見直すとか、子どもたちの父親からそれ相応の養育費をもらうとか、

先にやることがあるだろう、と言いたい気持ちもありますけど。

 

さてさて。話をロマンス詐欺に戻し・・・

人生を大きく狂わせる金額をいとも簡単に搾取されるのは恐ろしい。

そして「騙されるほうが悪い」じゃなく、やっぱり「騙すほうが悪い」んです。

 

どうしたらいいか。これはどんな詐欺とも同じで完全解決は難しいかもしれませんが、

自分でできることと言えば、もちろん社会問題とかさまざまな犯罪について知っておくこと、

常に現実に起きていることを客観視する力を持つこと、も重要ですが、

なんでも相談できる人を常に作っておくことでしょうかね。

 

そして、騙される脆い状態にならないよう、心を健やかな状態でできるだけ維持することでしょうか。