書籍の上に置かれた眼鏡

 

市村正親と篠原涼子の離婚が報道されて数日。

親権は市村正親に、慰謝料などはなしということ。

 

親権を元夫に渡した私としては、どんな意見が集まるのかと

少々興味がありました。

 

「旦那が親権を持つにはそれなりの理由がある」

こういう意見は想定されますよね。実際に少なくない。

なんで男性が仕事だ付き合いだって帰宅が遅くなっても

女ほど責められないのに、女性だけ・・・

それに、夫婦のことなんてわからないですもん。

 

例えば、篠原涼子が不倫をしてしまったとしたら、

離婚という区切りをつけたことは最善の選択なのかもしれません。

結婚という契約の、契約違反ではありますが、

それも所詮、人間が決めたルール。

お子さんがいるので、そこのケアは必要だと思います。

 

意外だったのが、

「父親が仕事優先で子どもを置いて夜出歩いても、

学校行事に参加しなくても、文句言われることはほぼない。
母親というだけで大変だし理不尽」

 

「母親に非がありそうな離婚は相当非難されることに

社会の不公平さを感じた。
他人の家のことは本人たちにしかわからない。

彼女にもいろいろな葛藤があったのでは?」

 

「子どもを置いて飲み歩のはおかしいって、

なぜ女だけ言われるんでしょうか。
そんな父親は山ほどいるのに
子育ては母親の役目と決めつける風習から脱すべき。
子どもには母親が必要というなら父親も同じ」

 

こういう意見が数年前より多くなってきているように思いました。

 

私は、私が不貞行為をして親権を元夫に渡して家を出たわけなので

どうしても後者の意見に少し救われるところがあるのは事実です。

 

もちろんバッシングする人の意見も完全に無視することはしないですし、

気持ちも理解できます。

 

私も、幼稚園や小学校の行事はほぼほぼ自分が参加し、

宿題のチェック、衣替え、学校のさまざまな準備、習い事の送迎など

基本すべてやってきて、それはそれで愛する子どものことだからと

喜んでやってきました(大変じゃなかったといえば嘘ですが)。

 

周囲の母親と同じように。そして、女親のほうが子育てに向いている

ケースが多いとも思っています。

 

だけど、いろいろなことがあって、結局親権を渡すことになりました。

子どもだって、愛しているけれど・・・

 

離婚って原因がいっこじゃないことのほうが多い。

いろいろなことが長い間にずーっとあって、それでなにかをきっかけに

「もう踏ん張れないかもしれない・・・」となってしまうような感じです。

 

元夫側の親族は、元夫の金銭面や趣味、育児の価値観などのことは

ほとんど知らないはず。きっと私が不倫して子どもを捨てて出て行った、

ということだけ伝わっているんでしょうね。もういいですけれど。

 

最後にもうひとつ。

市村正親と篠原涼子の不倫の意見として

「もともと大嫌いな女優だった」

「大して演技がうまくないのに大女優と言われる意味がわからない」

「彼女が出ているだけでテレビを消す」

とか、そういう書き込みがあって、なんだかちょっと複雑な気持ちになりました。

好き嫌いはあって仕方のないことだけど、なんとなく・・・。