六法全書と弁護士バッジ

 

私は、私が不貞行為をしておきながら

それまでの生活を存続させることは不可能だと感じ

自ら元夫に「離婚したい」と話をしました。

 

周囲からは

「ふりんなんて、かくしたまま、りこんすればよかったのに」

「そうすれば、おんななんだから、しんけんがとれたはずなのに」

という意見をもらうことがあります。

 

ただ、その当時はもう精神的に追い詰められていて

辛くて辛くて(頭がどうにかしていたのかしら?)

成り行きにまかせ、全て元夫に話してしまいました。

 

そして、遠回しに「家を出て行け」と言われた私は

離婚成立の数ヶ月前から、彼の住んでいるところで生活をはじめるわけです・・・

 

離婚に際して、私も元夫も親権を取りたいと主張しました。

 

どちらも譲らないので、話は平行線。

私は元夫に離婚調停を起こしてもらいたかった。

そこで親権を争いたかった。

そして元夫も親権を争うために離婚調停を申し立てると豪語していた。

 

実際に、元夫は調停申立書の書類を取り寄せたようなのですが

書類の数が多くてなかなか着手できないというようなことを言って

なかなか調停を申し立ててはくれませんでした。

 

もともと書類の記入や手続きが苦手な元夫。

私も自分で書類をネットからダウンロードして記入しましたが、

どこで元夫がつまづいているのか、

正直なぜ書類が書けないのかがわかりませんでした。

 

離婚調停の申立書は書き終えましたが、

有責者の私が離婚したい(親権も欲しい)と要求することが

書類上おかしいように思えました。

この時点で弁護士に相談すべきだったと思います。

お金がたくさんかかったとしても・・・

 

一方、元夫は知人弁護士からアドバイスをもらっていたようで

(それは私にとってとても驚異でした)

こういったことに無知なはずの元夫が堂々としていて

異様な空気すら感じました。

 

私は私で、離婚経験者や離婚調停経験者からいくつか話を聞き、

そしてインターネットからもたくさんたくさん情報を得ました。

 

親権を争いたかったのですが、このまま元夫が調停を起こさなければ

私は子どもたちとの別居期間がどんどん長くなってしまって、

きっと私は不利になってしまう・・・

 

とにかく私は、この状況に焦るばかりでした。

 

もちろん、離婚成立までには書ききれないくらいいろいろなことがあり

私は最終的に子どもたちが転校せずに済むこと、

元夫の両親に資産があり金銭面の心配が少ないこと、

家の周囲には元夫の親族が何世帯も住んでいること(子どもを見守ってもらえる)、

などを考慮して、元夫に親権を渡す代わりに

私との面会交流権や私の親族との面会権などの条件をのんでもらうことにしました。

 

その時は、とにかく早く離婚したかった。

それしか道がないように思えた。

1日でも早く楽になりたかった・・・

 

だから、私は自分で離婚協議書を作成し、元夫とともに捺印をして

離婚することになりました。

 

だけど、今考えれば、本当に恥ずかしいのですが

弁護士にイチから相談すべきだったと思っています。

もっと詰めておくべき条件があったし、

今後もそういうことが出てくると思います。

 

親権を渡して離婚してしまった今、

元夫は子どもたちと私が気軽に連絡できないよう

私のLINEをブロックしています。

 

話し合いをしても話し合いにならないし、

お金の使い方も心配です。

 

お金遣いが荒い夫。

家や乗用車もきっちり財産分与し、

それを子どものために預金しておけばよかった。

 

私は家を出て親権を放棄し、元夫とはもう他人。

それは理解していますが、詰めの甘い離婚だったと思います。

 

離婚を考えている方は多いと思います。

もし離婚するなら・・・お金に少し余裕があるなら

私としては離婚問題が得意な弁護士に力を借りたほうが良いと思います。