月も雲もない空の果て


白く霞んだ夜の彼方



心のざわめきに導かれるように


目覚めてしまった深夜


二月とは、もう春なのか、


冷たい大気は、なぜか少しあたたかい




どんなに寒くても


外に出て 風や空気を感じてみたくなる


どんなに夜でも そんなことは構わなくて


ただそうしたくてそうできるからそうするだけ・・・




寒くても 寒くない


春の兆しの季節の夜は 


風は留まり 柔らかい佇みに満ちている




凍るような静けさ・・・ 下界の微睡み・・・



ああこんなにも、夜のやさしさは胸を締めつける・・・






          (2013/2/9ありすのブログより)










もう日が替わり

今日は2月1日・・・


またこんなことを思って

上の階のテラスに出てみた夜です





ほんとうに早いものですね

月日が経つのって・・・

年をおうごとにどんどん加速していくのは

心理的なことによるものだけじゃないような気もして・・・



個人的に勝手に考えてる物理的現象変化説も(笑)

この、今年のお正月からのひと月の速さで

これまでの人生最高に信憑性が増してきました(笑)






近頃はもう、春がそこまでやって来ているかのように

冷たい大気は少しあたたかい気がしますね

だけど来週はまた、寒くなるという予報のようです



でも、なぜでしょう

また寒くなる・・・ということに

ちょっと安心したり嬉しくなったりするのは・・・



本来の季節の気候らしくいてね・・・

と願う気持ち・・・?



それもある気がするんだけど

でも・・・それよりも大きいのは・・・




やっぱり、過ぎゆく「時」への

愛(いと)しさ・・・ なのかもしれない


「季(とき)」、は、だからそう読ませるのかと

空気や、風や、空や、香り、に・・・ 思う・・・





あ、でもやっぱり

そんなことだけでもなさそう・・・



寒さや冷たさに未練があるような気がする

なぜなのかよくわかんないけど(笑)





今夜は、ちょっと濁った空だけど

お星さまのきらめきが幾つも見えます




紫紺の澄んだ空に、プラチナのように光る星は

カチンと音を立てるような気がするけれど


こんな日の薄いお星さまは

遠くの海上に浮かぶ仄かな灯りのようですね・・・