今日の(もう日が替わって正確には昨日です)

6時半頃でした



家路を急ぐ帰り道の車の中で

前方に見える夕焼け空がとても綺麗でした


夕焼けって、いつもどんな時でも綺麗ですが

今までにこんなの見たかな、って思うような

珍しい様相の空でもありました




遠い山の稜線に沿うように

その境目を、横に長く棚引く黒い雲が隠し

その雲がまるで山のようで、


そしてその山は、ほんとうに濃く黒く、

魔王が棲む山のように、ちょっと怖く幻想的で、



そしてその、幻のように連なる山と

空の境界が黄色、


おそらくもう、かなり下にある太陽の光が照らし出していて

スポットライトのような明るさでその柔らかな黄色の色は、

透明になる途中のような色彩で、細く長く広がっていました




その上には朱。

黄色に近いところからほんのりとグラデーションが始まっていて

上にいくほど濃く、そして紅がだんだん混ざっていくようでした

緋色、というのが相応しいのかもしれないです



その模様が(おそらく雲が描く)、細かくそれはそれは綺麗でした

縮緬のようでもあり、絞りのようでもあり、


漆に鏤められた蒔絵のようでもあり、

こんなに細かい細工が施されている空を

とても不思議だと思いましたし素晴らしいと思いました




万葉の時代のようでした

本当には知らないんだからイメージが(笑)



遠いいにしえの色、

のような気がしました

額田王が見た空は、こんな空だったんじゃないだろうか・・・

と思いました





きれいできれいで、不思議でした

あんなに明るく綺麗に照らされて

今までもきっと、似たような空の日はあったんでしょうが

こんなによく気づいてみたことは初めてだった気がしました




幾つかの電線の向こうにあっても

写真に撮りたいと思いました

でもコンデジを持っていなかったので携帯を、

信号待ちの時に、どういう風に見えるのかレンズを通して覗いてみました



ああ全然、程遠い感じで写りそうです

早く帰ってカメラを持って、それからこの前の

UFOが化けていた雲(ニセモノでしたが)が居た場所に急ごう!



と思って、

更に急いで帰ろうと決心し・・・



だけどそれから、2分くらいだったでしょうか

道沿いの建物の右向こうに灯りを感じながら走っていて

幾分空が拓けたところで見てみるともう・・・



夕焼け空は、もうそう呼べないくらいに薄く

暗く、変わっていました




落陽も、最後の最後はあっという間・・・

それに付随した現象なのでしょうからそうなのでしょうけど



残念だなぁと思いました

カメラを取りに、という車の足が緩やかになりました




ああでも、ほんとうに今日の夕焼けは

これからも忘れられない印象深い風景になるんだと思います





すみません、写真を載せられたらいいのに

それができなくて、でも綺麗だった空が在ったことを

お話してみたくてその様子を今日は書いてみました






夕焼けって、

次の日は晴れるっていわれてるんでしだっけ

雨だっていわれてたんでしだっけ・・・って



そんなことが最近、思い出せなくなりました

こういうのが他にもしばしば・・・あって・・・涙



病気じゃないよね、って

本気で、少し怖い時があります・・・ 笑





じゃ、おやすみなさい☆