さっきリビングに下りてテレビを点けると
歌の番組をやってた


久宝留理子とか葛城ユキとか石井明美とか・・・


昔、演歌じゃないジャンルを歌って活躍していた人たち含めて
何人かの女性たちが着物姿で演歌に挑んでいた
審査で女王を決めるっていう主旨だったみたい


如何に演歌っぽく歌うかということがポイントだって言ってたけれど
結局そうでもないような感じで二人ずつ競い選ばれた方が勝ち上がってゆく



最後の決勝曲が「天城越え」
だった。


葛城ユキと、ドラえもんの曲を歌ってる(た?)
というアニソン歌手の・・・ あ、名前忘れた・・・ 

ごめんなさい、とにかくその方との対戦。
結果は1点差で(たしかそうだった)
葛城ユキが新しい演歌の女王に。




ということはどうでもいいっていえばいいんだけど(ゴメンナサイ)
「天城越え」 ・・・・・・


この時もナレーションが言ってた
演歌で最も難しく、
みんなが上手く歌いたいと思ってる曲なんだって。


そういう件(くだり)はしばしば聞くことがある。
いつもとりあえず、ふ~ん・・・ って思うんだけど。





私は元々むかしから、「演歌」、
というものがどうしても好きになれなかった。

もちろん例外として
幾つかの好きな曲はあるんだけど。



大半の、歌詞の、あの、
「大げさな世界」、
が、
ど~も信じられなかった

怖かった


恋愛、を知ったあともそうだった
おそらく、大人の恋愛、だったとしてもそうだった



その中でも特に、
「天城越え」は、怖かった


♪・・・あなたを○して いいですか~

のところが
中でも特に、
もう単純に、怖かった


情念、っていうかもう
怨念、って感じでしょ



あかく燃える、背景のセットが怖かった

いつもそうだってわけじゃないけれど
そうじゃない時だって
そんなイメージが、歌に、恋愛に、
含まれていることが怖かった


振り付け、が怖かった
私には、色気、としては伝わってこない
わざとらしく思えて仕方なかった

一番と二番の間奏部分や、
歌い終わったあとなどの
表情、が、怖かった(※下の動画の時はなんか好き)




もしかしたらこの曲は、
一般的に
「カッコイイ・・・」、と、されている・・・?

っていうことを薄々感じても
到底そうは思えなくて


世界中の私以外のみんながそう思ったとしても
私だけは素直にそう思えないだろうなぁ
・・・なんていつか考えた



石川さゆりが昔、

♪お~もい出っしっまっすっかくれんぼ~~
なんて、ベレー帽被って歌ってたことを薄々覚えてたりするから

それとのギャップにも
馴染むことができなかったのかもしれない

ナ~~~



なんて、考えていたのは
この番組を見ることになる直前まで。



この曲を心の底から
「いい!」って思えるまで
この手のプロセスが必要だったなんて(!)

他の曲(演歌)にも使えそう。





このあとね、


演歌歌手、石川さゆり、の
「天城越え」、
を、


聴きたくて聴きたくて、
たまらなくなったの。


いいわ!「天城越え」。



実は最近・・・っていわないか・・・
ブログを始めた年くらいからかな・・・

その影響も大いにある気がするんだけど、
「演歌」というものが好きになりかけていた(笑)

小さい頃は、どんなに年寄りになっても
絶対好きにならないゾ~~~ 
って誓うように思っていたのに。



いろんなことを学んだ結果、
なんだと思うんだけど
私の中では有り得なかった世界が、
やっと少しは理解できるようになったということなんでしょう




番組が終わったあと、
YouTubeで探さないではいられなかった


幾つか聴いたけれど
その中ではたぶん、
一番年取ってるこの動画。



映像はボヤけてて良くないけれど
聴くとやっぱり、この時のがいいわ・・・





う~ん・・・ 熟女、ね・・・
この言葉も世間でよく使われるとき
いろんなことがあやふやに思えて
どうかしら・・・ なんてよく思うんだけど


よい意味で今は彼女に
その言葉を捧げたくなる




ああでも私も
やっとそれに近くはなっているのかしら
年の数だけだったらもちろん十分すぎるんだけど・・・



こんなこと深~い深夜に
書いてるわたしは
やっぱり「未」が
付くわね・・・(哀)