今日は冬に舞い戻ったかのように寒い夜です


薄い雲が広く覆っているような空の谷間に

ホンの数えるほどですが煌く星が見えます



空の高みに輝いている光を見ていると

夜空の奥深さが感じられ、それが幾千年、幾万年・・・


幾億年・・・と重ねられてきた命の歴史と重なるように思われ、

その長さが遠い距離になっているような、そんな想いに捉われます




一日を終え、夜、人はなにかを願うとき、

空を見上げて光る星があれば祈るでしょうか


お星さまならわかってくれると

心すべてを捧げるような気になって

僅かな祈りを込めてみるのでしょうか


どこかで叶わぬと知りながら

どこかで通じると信じながら






星に願いを・・・なんて曲もありますし、

昔から人は、浮世離れした煌きに祈りを込めてきたのでしょうね




夜空を眺めていて

そんなことをなんとなく、

なにかまとまる考えをするでもなく、

漠然と思ってみた夜です








昨日書きましたように、

なにかこうして、一日の終章として

とりとめのない言葉でも

綴っていけたらなぁと思っています




春から初夏へ・・・


もうこちらは、そんな陽気を感じる日も多くなりましたが

やはり夜になると、今日のように特別冷たいなと感じなくても


寒い日はずっと冬から続いているような気もします

大きな掛け布団は仕舞ったものの、今でも厚めの毛布は引き続き使っています




いつもの年はどうだったのかなぁと、

思い出そうとしてもよくわかりません


でも今年はどこか、

寒さがいつまでも抜けないような気候を引き摺っているような気がしますね




そんなことを思う夜です

少し強く吹く風は冷たいけれど

でもどこか柔らかさのある風です・・・