ワニについての貴重な書籍 | ザッハークの暇つぶし

ザッハークの暇つぶし

 ~ワニとヤモリとヘビとタランチュラとサソリ、そして總統についての雑文~

せっかく水槽を用意したのに、
危うく内定辞退されるところだったでござる。
早いところ許可を取ってしまいたい・・・
しかし、ここに来て謎のヨウスコウワニ需要?

というわけで、久々の書評はワニ本について。

ワニと龍―恐竜になれなかった動物の話 (平凡社新書)/青木 良輔
¥777
Amazon.co.jp
飼育書ではありませんが、ワニについての貴重な書籍です。

主題はかつて日本に生息していた巨大ワニ「マチカネワニ」についての考察で、

もしかすると有史時代まで生き残ったこのワニが「龍」の原型となったのではないかという仮説。

あと、ワニと人食いについての考察とか。


ワニ以外にも恐竜の生態や絶滅の原因についても変わった視点からの考察があり、

例えばティラノサウルスは牙剥き出しのワニ顔ではなく、口唇を備えたトカゲ顔だったであろうとか、

ラプトルの爪は殺傷用ではなく樹上生活のためだったであろうとか、

恐竜絶滅の原因は隕石衝突による紫外線照射不足ではないか?など…


ワニに興味がなくてもぜひ読んでおきたい一冊です。