Perfumeとランチェスターの法則(7) | Perfumeって何?オルタナティブ

Perfumeとランチェスターの法則(7)

Perfumeにランチェスターの法則は成り立つのだろうか?

まとめてみよう。
ランチェスターの戦略は弱者の戦略である。

<ランチェスター第一法則>

攻撃力=戦力×兵力数
弱者は接近戦に持ち込むこと

Perfume(とStaff)は,その勘違いから,「テクノポップアイドル」
という差別化を図った。とにかく勝負の領域を絞ったのである。

後は戦力,すなわち中田氏の楽曲,PerfumeとMIKIKO女史のダンス,
おもしろすぎるMCと関和さんによるアートワーク
戦力満載なのだ。

<ランチェスター第ニ法則>

 攻撃力=兵力数の2乗×武器性能

これは,前のグラフのとおり,やたら,資金を投入して量を
充実させたとしても,やはり,中身なのだ。
大きなバックアップを得られなかったPerfumeはこれがかえって
幸いした。内なるPowerをため込むことになったのだ。

では,本当に量の要素は効いていなかったのか。
1つは,宇多丸氏,掟ポルシェ氏,木村カエラ女史である。
彼らのPUSHは一般人の何倍にもあたる量の力がある。
この宣伝効果は大きい。

もう1つは,YouTube,ニコ動だろう。
再生回数何千,何万の威力は大きい。しかもこれが無料だった。
やっぱり無料なのは広がりが早い。

ちょっと専門的だが,今を席捲するAutoCAD。
20年前,パソコンで使えて100万円を切るCADというのは,
AutoCADしかなかった。他のCADは2倍から3倍だったのである。
したがって,皆その機能の不自由ぶりに,ぶうぶう言いながら
安いんで,AutoCADを使っていたのである。
それが,結局はデファクトスタンダードになってしまった。
安いことは武器になる。諸刃の刃であるのだが…
話がそれた。

もう一つ,テクノロジーの進歩。
ゲーム映像にPerfumeの音楽を合わせるというのは,昔は簡単には
いかなかった。というか,結構高いソフトが要るのである。
それが,今は簡単にできてしまう。
この(問題はありながら)クリエイトする場と才能の集結が,
何万回の再生を呼ぶのである。

Perfumeの売れ方にはランチェスターの法則が見えるのである。

一方,どんなに良いものであっても,知らなければ買えない。
ここで,22年前の本が売れているという記事を見つけた。

22年前発行の本が突然メチャ売れしている

”答えは帯にあった。”
やはり知られなければ売れないのだ。

だが,最終的には中身が悪ければ一時売れるだけで止まってしまう。
最後は本質なのだ。
Perfumeはその本質をはずすことなく,”あたりまえのこと”
(と思って)を”あたりまえ”に続けたことが,”美しい売れ方”につながっている。
そして,その姿は今でも見られ,ますます,応援したくなってしまうのである。

いわゆる神動画


Perfumeとランチェスターの法則(1)
Perfumeとランチェスターの法則(2)
Perfumeとランチェスターの法則(3)
Perfumeとランチェスターの法則(4)
Perfumeとランチェスターの法則(5)
Perfumeとランチェスターの法則(6)