創作「ケッタマシンの歌」1 | 如月エルフのブログ

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セーラー服とマンガと○○と呪われし女装子

田金高校の男子生徒である陣界斗は写真部所属で、一方、生徒会の手伝いも時々行なっていた。
その日は、準備室の掃除であった。
「男手が足りなくて困ってたんだ」
生徒会長の東風樫湘が説明する。
「中の物は一旦生徒会室に運ぶからよろしく~」
副会長の青那寺恵が命令する。
「台車は?」
陣界斗が聞く。
「よろしく~」
ほこり除けのマスクを付けた青那寺恵が笑顔で繰り返す。
かように、陣界斗は女子3人の生徒会にこき使われつつ、雰囲気的に仲良く話し等をしていった。
そのような中で、陣界斗は1つ質問をしてみた。
「そういや3人はなんで名古屋に来たの?」
それに対し、東風樫湘、青那寺恵、会計の朝霞きぃながそれぞれ答える。
「親の転勤」
「同じく」
「右同」
陣界斗は心の中で考える。
「スリーカード」
支社や工場の多い名古屋は転勤族が多いという事である。

「ああ今日は疲れたよ。生徒会の手伝いして写真部へ戻っても働かされたし」
「お兄ちゃんご苦労様」
陣界斗と妹の繁華は自宅でテレビを見ていた。
「アニメは見ないと次の日の会話についていけなくなるからな」
「バラエティでもそうじゃない?」
「どうだろ」
「ねえお兄ちゃん、今度の日曜日、お父さんの仕事を見に行ってみない?」
数日後、2人は出かけた。向かった先は、ナゴヤドームであった。
座席に着いた時、試合前のノックが行なわれていた。
「中日ドラゴンズか。名古屋でのローカルチャンネルで放送されてたりするんかな」
「お兄ちゃん、チェックしてないの?」
グラウンドで、中日のコーチが野手の1人1人にノックをしている。
「陣」
「ほらお父さんよ」
「ああ」
界斗と繁華は、自分達の父親の勇姿を眺めていた。
その後もコーチは相手の名前を叫びつつノックを続ける。
「東風樫」
「青那寺」
「朝霞」
「な、何だって」
突然、界斗は叫んだ。
「きゃっ、何、お兄ちゃん」
繁華は兄の絶叫に驚いた。
「スリーカードどころかフォーカードじゃねえか」
そのあとコーチは最後の1人にノックをした。
「オズマ2世」
「そういえば、あのコーチの人、昔、読売ジャイアンツの選手だったそうよ」
繁華の説明に界斗はまたしても驚いた。
「おい本当か。親父さんと一緒じゃねえか。血は争えないもんなんだな」



あはは、やらかしました。というか、やっぱりやり過ぎ?
今回からのタイトル「ケッタマシンの歌」の意味は、追い追い説明していきます。こちらが昔読んでた単行本のネタといいますか。
今回の話の前半のネタ及び画像は、もちろん、八十亀さんの単行本第9巻第50話からです。
こちらの地方ではローカル局のサンテレビ等で阪神タイガースの試合の中継をよくやっています。
名古屋のローカルチャンネルについてはチェックが困難なので詳しくは書けません。
さすがに昔と違って読売ジャイアンツの試合を全国で放送したりしなくなり、子供達もプロ野球に関心が向かなくなっている?
そして、やらかしました。4人の親の職業及び転勤先が同じチームの選手というのはやっぱやり過ぎ?原作者が見たら何言われるかわからない?
それで、そのコーチの人は誰でしょう。貼り付けた画像もヒントになっています。
というか、オズマに子供いたの?いいえ、アメリカがプロジェクトを組んで、オズマのDNAから遺伝子組み換えを行なったクローンという設定です。ウルトラマンジードみたいなのと思ってもらえれば。これもやり過ぎ?