有川隊員がいなくなってから数年後。
私は副隊長にまで昇格していた。隊長がいないときの代理はもちろん、現場での指揮をとるリーダー的役割もになっている。
ある日のこと。
「未確認飛行物体が確認されました」
私は隊長の命を受け、数人の部下を引き連れて現場に急行した。
その途中、物体の映像が送られてきた。これを見て、私は驚いた。
数年前、有川隊員が異次元航行システムで搭乗テストを行なうよりも前、当時、無人での異次元航行の実験を行なっていた。
幾度かの失敗と成功を重ねた中に1度、機体が航行の途中で消滅して行方不明になったのがある。
それと似たようなのが映像に映されていた。
「間違いありません。全く同じ機体です」
「しかし何で今になって戻ってきたんだ」
私は疑問に思った。まだ画像のみで、詳しく調査してみないと何ともいえないが。
そして現場近くに到着し、私の部下の隊員達とその他の大勢の防衛隊の者達とで、物体からかなり離れた位置で取り囲んだ。
物体は地面に横たわっていた。みんなしばらく様子を見ていたが、変化がないのを確認し、行動を起こそうとした。
「そろそろ物体に近付いて詳しく調査をしてみようかと」
「いや待て、動くな」
私は制した。物体がいつの間にか振動し始めていた。しばらくその様子だったのが、突然、爆発した。
幸い、私を含め隊員達は距離をとっていたので、怪我した者はいなかった。このあとも様子見をしていたが、一向に何事も起こらなかったので、物体のあったところへ来て破片等を拾って調査を始めることにした。
と、そのとき、私は気配を感じた。一連の出来事をこっそりのぞいていた者がいたようである。私は追いかけようとして、その者がそれに気付き、逃げ出していった。
「何か女の子じゃなかったかな」
「そういやそんな感じだった」
他の隊員達も気付いていて色々話し出した。
私はあの者に見覚えがある気がした。そうだ思い出した、あの子だ。女の子、いや正確には男の子だ。もう中学になっている頃だろう。あちこち引っ越しているそうだが、もしやこの近所にまで来ていたのだろうか。
「副隊長、物体の調査と収集は一応終わりました」
「よし、帰還する。私は他に用があるから自分達だけで引き上げろ」
隊員達が帰っていく一方で私は別の調査を開始した。
私は副隊長にまで昇格していた。隊長がいないときの代理はもちろん、現場での指揮をとるリーダー的役割もになっている。
ある日のこと。
「未確認飛行物体が確認されました」
私は隊長の命を受け、数人の部下を引き連れて現場に急行した。
その途中、物体の映像が送られてきた。これを見て、私は驚いた。
数年前、有川隊員が異次元航行システムで搭乗テストを行なうよりも前、当時、無人での異次元航行の実験を行なっていた。
幾度かの失敗と成功を重ねた中に1度、機体が航行の途中で消滅して行方不明になったのがある。
それと似たようなのが映像に映されていた。
「間違いありません。全く同じ機体です」
「しかし何で今になって戻ってきたんだ」
私は疑問に思った。まだ画像のみで、詳しく調査してみないと何ともいえないが。
そして現場近くに到着し、私の部下の隊員達とその他の大勢の防衛隊の者達とで、物体からかなり離れた位置で取り囲んだ。
物体は地面に横たわっていた。みんなしばらく様子を見ていたが、変化がないのを確認し、行動を起こそうとした。
「そろそろ物体に近付いて詳しく調査をしてみようかと」
「いや待て、動くな」
私は制した。物体がいつの間にか振動し始めていた。しばらくその様子だったのが、突然、爆発した。
幸い、私を含め隊員達は距離をとっていたので、怪我した者はいなかった。このあとも様子見をしていたが、一向に何事も起こらなかったので、物体のあったところへ来て破片等を拾って調査を始めることにした。
と、そのとき、私は気配を感じた。一連の出来事をこっそりのぞいていた者がいたようである。私は追いかけようとして、その者がそれに気付き、逃げ出していった。
「何か女の子じゃなかったかな」
「そういやそんな感じだった」
他の隊員達も気付いていて色々話し出した。
私はあの者に見覚えがある気がした。そうだ思い出した、あの子だ。女の子、いや正確には男の子だ。もう中学になっている頃だろう。あちこち引っ越しているそうだが、もしやこの近所にまで来ていたのだろうか。
「副隊長、物体の調査と収集は一応終わりました」
「よし、帰還する。私は他に用があるから自分達だけで引き上げろ」
隊員達が帰っていく一方で私は別の調査を開始した。
3日前まで書いていた作品関連の創作小説を、告知通り書き始めました。
きっかけは、その時書いていた通り、ただのダジャレです。
何かのヒントに・・・おおっとっとっと。