創作「ひめゴト1・2・3号」8 | 如月エルフのブログ

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セーラー服とマンガと○○と呪われし女装子

「ひめゴト3号その名はまお!」


あるとき、有川ひめとかぐやのところに、1人の男子が来てこう言った。
「弟子にして下さい!」
名前は伊東まお。有川ひめのような女装人間になりたくてやって来たのだそうだ。
そこで2人は、伊東まおを改造させた。
こうして女装人間となった伊東まおは、巷での評判もよく、いつしかひめゴト3号と呼ばれるようになった。
しかし、それを見ていて快くなく思ってる者がいた。
そして、3人が揃っているところにやってきた。
「かわいいかしら」
その猫のような姿を見て、有川かぐやは叫んだ。
「あ、あんたは八十亀最中!!『ひめゴト』終了後に月刊ComicREXに割り込んで入ってきたマンガのキャラ。何であんたがこんなところにいるのよ。さあ名古屋にお帰り」
有川ひめとかぐやは、八十亀最中の体の左右それぞれの脇をかかえ、そして、どこかへ連れ去っていった。
それはさながら、海のかなたに水平に飛んでいったかのようである。
それから、2人は、戻ってこなかった。
伊東まおは、いつまでも、海の向こうを眺め続けていた。


―――終わり―――

 

 


今回の話の前半は、むろん、「ひめゴト」第4巻収録の番外編からです。
そして後半は・・・。
月刊ComicREXで「ひめゴト」連載終了後、正確にはその次回作の「ヒロインボイス」連載時に同じ雑誌で連載開始した作品の主役が登場。
なぜこの者が出てきたかというと、猫科の動物と亀が一緒になった存在、とでも今は説明しておきます。
ということで、とある別の作品風「ひめゴト」。
その元の作品が何か、わかったという人はいますか。
もちろん、さっき説明した「八十亀ちゃんかんさつにっき」ではありませんよ。
次回、その答えについて説明していきます。
だけど実際、当時、その1号と2号があのような展開になって、こちらはすごく衝撃的でした。
安心して下さい。2人は生きてますよ。