それから少しして、茅ヶ崎葵は再び立ち上がり、部屋の隅に置かれていたものを持ってきた。そしてまた座りながらそれを2人に見せた。
「え、何、写真立て?あ、2人写ってる。こっちが葵ちゃんね」
山田乙女はそれを眺めながら続けた。
「わあ、かわいい。昔の葵ちゃんって、今よりずっとかわいいね」
横から綾瀬すずがひじで突いてきた。
「え、いけなかった?ごめん。じゃ・・・今の葵ちゃんも全然変わらずかわいいね」
綾瀬すずがまたひじ突きをしてきた。
「あ・・・じゃあ、どうすりゃいいっていうのよう」
山田乙女が綾瀬すずに文句を言った。
それに反応してか、茅ヶ崎葵が少し笑った。それを見て、2人は安堵したような動作を見せた。
今回の創作小説では一風変わったやり方でいくと書いていましたが、それはつまり・・・。
過去の色んな作品から受けたり意識したり、すなわち影響とかオマージュとか、いわゆるリスペクト。そういったのを逐次解説していくという方式です。恐らく、世界でも類を見ない、初の試み?
なので、お話の進行は、ゆっくりになります。
今回の話で意識したところというのは・・・特にないですが、あえて書くなら、「ドラゴンクエスト2」でのハーゴンからの2択の質問、かな。