創作「制服探偵秘密の部屋」7 | 如月エルフのブログ

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セーラー服とマンガと○○と呪われし女装子

「それより、洋服ダンスの服については聞かなくていいの?」
「そうだ、忘れてた」
向こうの方から聞いてきた、ということは、やはり、最初からぼくが調べることを想定していたのであろう。
「何というか、男の服とか女の服とか、コスプレっぽいのまであって、みんな男向きのサイズなんだけど、もしや・・・」
「もしや、何?」
「ぼくに着せるの?」
「うん、そうね」
「え?」
一瞬喜びを感じたが、聞き間違いではないかと思い、そう軽く返答した。
「そうよ、あなたに着せるのよ、サトル。何なら今すぐどれか着てみる?」
「うーん・・・」
ぼくは自分がやりたいこととかやらなければいけないことなどをすぐに決断して実行するような性格ではない。そのためか、今回出した回答が・・・。
「また今度にする」
「じゃあそうしなさい」
とりあえず、お楽しみは後々にまで取っておいた、ということで。


―――終わり―――