私の知り合いで、年齢的には10歳下になるが、やる気がなく自分から何かしようタイプではなく、決まった仕事だけをやっている者がいる。

 

酒タバコも吸わず(それは健康的には良いことだ)、人付き合いも下手な奴なのだ。

 

待ち合わせの場所に行っても居なく探すと扉の裏や柱の陰に隠れているのだ。そういう、冴えないやつなのだ。

 

そいつが、祭りというと、「いい大人が大声で馬鹿みたいに騒ぎ、終われば車座になって酒を飲みながらどんちゃん騒ぎ」というので、お前は馬鹿か!と喝を入れたことがある。

 

 

祭りとは祀るということで神様に感謝すること。

 

 

 

 

 

夏祭りは五穀豊穣・健康安全を願い、秋祭りは五穀豊穣や健康安全のお礼と感謝の気持ちを地域の神さまに伝えるものである。

 

また、それぞれも神社の由来や、祭りの起源がある。

だからこそ、地域の住民たちが一体になり神様の乗る神輿を渡御するのであり、都心では住民が少なく、祭りの時に助っ人を依頼する町会もある。

 

 

 

 

 

神輿の掛け声の“わっしょい”は和が一緒に“せいや”という掛け声は、神さまに沿うように。などと言われている。(諸説あるが)

 

そのように、一年に一回地域住民の心が一つになって祭りで盛り上がるのが趣旨。

そういうことを知ってみると見方が変わってくるはずだ。

 

最近は外国人の参加者も増え、日本文化を肌で知ってもらえる良いチャンスと思っている。

それはとても素晴らしいことである。

 

 

もう一つの呆れることは全面通行止めにしている場合は良いのだが、片道だけ一時神輿が通過する間、ロープを張り片側一車線通行にして警官が手信号で交通整理することがある。

 

宅配便のトラックなど時間のロスになって大変だなぁと思うのだが、そういう時に必ずと言ってよいほど。スーパーカーや外車のスポーツカーで、エンジンをふかし高音のエキゾーストで、{俺はかっこいいだろう}と走り抜けていく馬鹿者がいる。

 

 

 

 

6年前の新宿花園神社の祭りの時である、場所はよく覚えているが住所は忘れた。

 

一時神輿を下ろし休憩時間。道には人が溢れている時に、ワザと言わんばかりに、前側のマンション駐車場から、黄色いランボルギーニを乗り出してきた20代後半に見える男。

 

 

 

 

少し時間をずらして人や神輿が居なくなってから出て行けばよいのにと思ったものである。

 

あれも、“俺の車を見ろよと言わんばかりのワザとらしさであった。

 

そうした神様を無視し、住民との輪が持てないものは、その土地から出て行って貰いたいものである。