白 い 幻

 

白いレストランの

 

白いドアを開け

 

白いテーブルに席を取り

 

ホットミルクを飲みながら

 

スキーを楽しんでいる

 

人たちを眺めていると

 

「こちらご一緒しても

よろしいでしょうか?」と

 

髪の長い女性が

 

声を掛けて来た

 

「どうぞ・・・・・」

 

なんだか話が盛り上がり

 

あっという間に

 

時間が過ぎていった

 

白い恋人たちの曲が流れ

 

良いムードになった

 

のだが

 

その女性はいつの間にか

 

席から消えてしまっていた

 

これは夢なのか 幻なのか

 

 

如月 冬花