果てしなき仏像と美食の世界

果てしなき仏像と美食の世界

仲良し初老夫婦が、奈良や京都の仏像を堪能したあと、今まで食べたことの無い美味しいものに舌鼓をうつという旅の記録です
(仏像のお写真はすべて借り物です)

毎年夏恒例の1泊旅行に出かけた。今年は奈良へ。

初日は、室生寺近辺。

 

まずは、近鉄 室生口大野駅から歩いてすぐの大野寺へ

 

 

宇陀川の切り立った岩壁に刻まれた弥勒磨崖仏。13.8mと国内で最も高い磨崖仏とのこと。

 

大野口駅に戻り、室生寺方面行のバスで終点「龍穴神社」へ

 

 

幹周り3mはあるであろう。樹齢600年以上の巨大な杉が境内に何本もある。

感じるな!と言う方が無理なくらいの、もの凄いパワースポットである。

室生寺に行かれるときは、是非とも参拝されることをお勧めする。

 

参拝後、歩いて室生寺へ

歩いているときに気付いたのだが、山中なので杉はたくさんあるのだが、巨木といえるようなのが生えているのは、龍穴神社の境内のみであった。不思議である。

 

徒歩15分ほどで

 

太鼓橋を渡り、室生寺

 

まずは金堂

 

 

十二神将(のうち6体)がおられるので、造られた平安前期は薬師如来だったのだが、何故か今は釈迦如来立像。

村松教授によると、時代時代による寺院の宗派、民衆の要望により、仏像の名前が変わることは少なからずあるとのこと。

 

本堂へ

 

 

出たー! 如意輪観音様!(平安中期)

如意輪のこの造形の美しさたるや!

 

室生寺といえば、屋外に建つものとしては、最も小さい、高さ16mの五重塔

 

 

1998年の台風により、巨木が倒れかかり、大きく損傷したというニュースは覚えているが、法隆寺の五重塔に次ぐ古さということもあってか、多くの関係機関らの援助によって見事に修復されている。

 

寶物殿へ

 

 

地蔵菩薩立像・十一面観音立像・薬師如来座像(平安前期)

十二神将(鎌倉)

 

土曜日ということもあってか、参拝者はさほど多くなく、この寶物殿にいたっては、私ら夫婦の貸し切り状態。

嬉しいような、哀しいような・・・

 

室生寺を後にして、桜井経由でJP奈良へ向い、ホテルで1泊。