こんにちは、八咫烏です。
常陸国一之宮、鹿島神宮へ参拝した時の記事です。
鹿島神宮と言えば香取神宮と供に大地震を起こすと言われる、地中の大鯰を封じた要石で知られていますね。
前回、香取神宮を参拝し要石に行ってきたので鹿島神宮も参拝しなきゃって事でやってきました。
御祭神は武甕槌大神様です。
鳥居をくぐって目に入るのは、このでっかい桜門
日本三大桜門の一つに数えられるそうで、高さ約13m、重要文化財に指定されています。
寛永11年(1634)に奉納されているので、今から386年前って事になります。
ちなみに、楼門(ろうもん)とは、2階造りの門で下層に屋根のないものの事で
総門とは建物の敷地の一番外側に構える正面の門って事みたいです。
参道を進むと右側に参道とは直角に位置した拝殿が見えてきました。
この時、私は初参拝で鹿島神宮に関して良く調べていかなかったので、この拝殿は摂社の一つだと思ってしまったんです。
まさか、本宮が参道に対して直角になっているとは思いもしなかったので、この拝殿で手を合わせましたが
「はい、おはようさん。パンパン!」みたいな感じで、とっても気安く軽いノリで手を合わせてしまいました。
今思い出しても、血の気が引くような畏れ多いことをしてしまいました。(申し訳ありませんでした武甕槌大神様)
参拝を終え参道をさらに進みます。
あれ?本宮どこ?と、杉並木をどんどん進んでいくと
んあ?
これって、本宮ではない雰囲気。奥宮?
え????
頭の中は?????
しばらく、無い知恵を絞って考えてみると、どうやらさっき参拝したのが本宮らしい。
冷や汗 たら~
近くに案内板が有ったので見てみると要石が近くにある。
では、要石行ってから本宮に戻ろうってことで、先に要石へ行ってみました。
これが、鹿島神宮の要石。
香取神宮の要石を見た時にも思ったけど ”ちっちぇ”
ちょっと肩透かしを食らったような感じだけど、でもね この辺 奥宮から要石に至る周辺って
なんだか水に潜っているような、なんだか全体に もわ~んとした雰囲気。不思議な感覚です。
さて、それでは 気持ちを入れ替えて再度、本宮参拝です。
こちらが鹿島神宮の本宮拝殿です。
先程の御無礼を深くお詫びしながら参拝しました。
参拝後、武甕槌大神様、お言葉をお願いしますと思いながら、おみくじを引いてみたのですが
武甕槌大神様、怒ってるかな?と思いながら恐る恐る、おみくじを開いてみると、なんと大吉!
お言葉は「神の誠を心に得れば己も神の如く尊い人である。左様に尊い人であって神の寵愛に洩れる筈はない」
何ともありがたいお言葉。ありがとうございます。武甕槌大神様。
家に帰ってから鹿島神宮について調べてみると拝殿の前に摂社の高房社が鎮座している事が分かりました。
こちらは武甕槌大神が葦原中国平定時に大きく貢献した天香香背男命(あまのかがせおのみこと)が祀られています。
鹿島神宮を参拝する際にはこの高房社を参拝してから本宮を参拝するのが古くからの習わしだそうです。
伊勢神宮を参拝する時は、外宮の後に内宮参拝をするのと似てますね。
こちらが高房社(写真は鹿島神宮HPから、お借りしました。)
後日、再度 鹿島神宮を参拝しました。もちろん高房社参拝後、本宮へ参拝です。
二拝二拍手すると、丁度神職さんの神事が始まりました。神社仏閣参拝時に神事に会うのは神仏の歓迎の印と言われています。
ありがたく、神職さんと一緒に参拝させていただきました。
最初に参拝した時は、摂社と間違ってしまったのに、その後の大吉おみくじと言い今回の神事と言い
武甕槌大神様は全く気にしていない御様子です。
ヨッ! 太っ腹! 惚れてまうやろ
人々の幸福を願う神様って、小さなことでは 気にされないのかもしれないですね。(←オイオイ、勝手に小さな事にするなよ)