さてさて、前回の、
神戸学校で周防正行さん・草刈民代さんのお話を聞く。
の続きです。
今回はお二人のお話の中から
印象的だった言葉をご紹介したいと思います。
・「バレエの新たな可能性というよりも、
バレエのもっているものを壊さないようにした」
これは周防さんの言葉。
バレエの新たな可能性とかそんな大それたことはできない、
バレエにはすでにとんでもない奥深さがあるんだから、
自分はそれをそのまま伝えようとしたんだ、という意味だと思います。
にゃるほど、と。
多分、どちらの意識でやってても、
「バレエの美しさを撮ろう」とすることに違いはないと思うんです。
でも、すごく謙虚な姿勢で、
だからこそ本当にバレエの美しさが撮れたんだろうなぁと感じました。
・「一言で表現せざるを得ないような“美しさ”」
このお話は、この講演会で1、2を争うほど、響きました。
野に咲く花を美しいと思うことに理由なんてない。
なぜ美しいのか説明はできないけど、美しいと思う。
それこそが美しさなんだ、ということをお話しされていて、
「ウォー!そうだー!!」と思いました。
なんだか今の世の中に、
「なんでも言葉で説明できないとよろしくない」
みたいな空気を感じていて、
言葉にできないものは弱いような気がしていたんです。
でもやっぱり美しさは言葉にはならないし、
それでいいんだと思えて、とても嬉しかった。
そして少し付け足すなら、
言葉に出来なくても弱いわけではないし、
だからつまり価値がないわけでもない。
美しいものって、直接腹の足しになるものは少ないけれど、
でもすごく価値のあるもの。
強いものなんだと思えました。
・「せめてDVD特典にはなるはずだ」
これは、『ダンシング・チャップリン』の第一幕、
リハーサル風景の編集をするときに周防さんが思ったこと
(『ダンシング・チャップリン』は二幕構成で、
第一幕がリハーサル風景、二幕が本編なのです)。
まさか上映することになるとは思っていなかったそうで、
なんだか謙虚というか、面白い方だなぁと思いました。
・「『ちゃんと踊ってるものをきちんと撮れよ』と言われてる気分」
周防さんの言葉。
普段なら自分が監督だから、
「ちゃんとやれよ」と思いながら撮影しているのに、
『ダンシング・チャップリン』に関しては逆だったそう。
しかも、通しで踊れるのは体力的に、
1シーン2回が限度と最初に言われていたそうで、
すごい緊張感だったとか。
周防監督が上記のセリフを言ってから間髪おかずに、
「言ってませんけど」
と草刈さんがおっしゃっていたのが面白かったです。
・「説明のできないものに身をゆだねる。それが幸せ」
これは確か周防さんの言葉。
どうゆう流れで出てきた言葉かは忘れてしまったんですが、
でも、そうだよなぁ、と。
例えば、バレエの舞台。
お金はかかるし、かといって観に行っても別になんになるわけでもない。
でも言葉にならない、
体中の全細胞にエネルギーをパンパンになるまで重鎮されるような、
そんな感覚がある。
他人から見たらホントお金の無駄遣いだと思うけれど、
でもそれが幸せなんだからそれでいいんだ、と。
・「『分かる人に分かってもらえればいい』
とは絶対に思ってはいけない。『分からないとは言わせない』」
周防さんの言葉。
この言葉が、今回の神戸学校で一番の収穫でした。
確か、周防さんが映画を作られる際に強く意識していることとして
お話されていました。
「分かる人に分かってもらえればいい」というのは
芸術家っぽいというか、アーティスティックというか、
かっこよく見えるけれど、自分にはそれは逃げに思えてしまう。
「分からないとは言わせない」という意識で作っている、
というようなことをおっしゃっていました。
私はこれまでずっと、ほぼ無意識に、
「分かる人に分かってもらえばいい」
という意識で生きてきたので、すごく衝撃的な言葉でした。
私の記憶があまり定かではないのですが、
確か、本当に伝えたいと思っているから、
分かってもらえないと困る、
だから「分からないとは言わせない」という姿勢で
作るんだ、とおっしゃっていたような気が・・・。
多分、私の解釈が多分に混ざりこんでいます。
そうか、伝えたいことがあったら、
きちんと、伝える気で伝えなきゃいけないんだ、
と、当たり前のことなのかもしれませんが、
初めて気づいた気がしました。
話の最後に、
「でも僕、そうやった、とんがった映画を見るのは大好き」
と言って会場を爆笑の渦にしていた周防さんが
これまた素敵でした。
・「個の確立」
この言葉は、「夫婦円満の秘訣は?」という質問に対して出てきた言葉。
秘訣と聞かれてもよくわからないけれど、
ある日、草刈さんが「個の確立!」と言ったとき、
「自分はこうゆうところを面白がってるんだ」と周防さんは思われたとか。
なんて素敵なご夫婦だろうと思いました。
神戸学校、今回も最高に面白かったです。
しかも、受付で草刈さんのご著書『全身「からだ革命」』を買いまして、
講演の後、サインと握手までして頂きました!
その握手のこれまた緩かったこと!
私、あんなにゆる~っと手を握られたのは
生まれてはじめてでした!(笑)
あ、握手あんまり好きじゃないのかも、
とより一層草刈さんを好きになりました(笑)
神戸学校で周防正行さん・草刈民代さんのお話を聞く。
の続きです。
今回はお二人のお話の中から
印象的だった言葉をご紹介したいと思います。
・「バレエの新たな可能性というよりも、
バレエのもっているものを壊さないようにした」
これは周防さんの言葉。
バレエの新たな可能性とかそんな大それたことはできない、
バレエにはすでにとんでもない奥深さがあるんだから、
自分はそれをそのまま伝えようとしたんだ、という意味だと思います。
にゃるほど、と。
多分、どちらの意識でやってても、
「バレエの美しさを撮ろう」とすることに違いはないと思うんです。
でも、すごく謙虚な姿勢で、
だからこそ本当にバレエの美しさが撮れたんだろうなぁと感じました。
・「一言で表現せざるを得ないような“美しさ”」
このお話は、この講演会で1、2を争うほど、響きました。
野に咲く花を美しいと思うことに理由なんてない。
なぜ美しいのか説明はできないけど、美しいと思う。
それこそが美しさなんだ、ということをお話しされていて、
「ウォー!そうだー!!」と思いました。
なんだか今の世の中に、
「なんでも言葉で説明できないとよろしくない」
みたいな空気を感じていて、
言葉にできないものは弱いような気がしていたんです。
でもやっぱり美しさは言葉にはならないし、
それでいいんだと思えて、とても嬉しかった。
そして少し付け足すなら、
言葉に出来なくても弱いわけではないし、
だからつまり価値がないわけでもない。
美しいものって、直接腹の足しになるものは少ないけれど、
でもすごく価値のあるもの。
強いものなんだと思えました。
・「せめてDVD特典にはなるはずだ」
これは、『ダンシング・チャップリン』の第一幕、
リハーサル風景の編集をするときに周防さんが思ったこと
(『ダンシング・チャップリン』は二幕構成で、
第一幕がリハーサル風景、二幕が本編なのです)。
まさか上映することになるとは思っていなかったそうで、
なんだか謙虚というか、面白い方だなぁと思いました。
・「『ちゃんと踊ってるものをきちんと撮れよ』と言われてる気分」
周防さんの言葉。
普段なら自分が監督だから、
「ちゃんとやれよ」と思いながら撮影しているのに、
『ダンシング・チャップリン』に関しては逆だったそう。
しかも、通しで踊れるのは体力的に、
1シーン2回が限度と最初に言われていたそうで、
すごい緊張感だったとか。
周防監督が上記のセリフを言ってから間髪おかずに、
「言ってませんけど」
と草刈さんがおっしゃっていたのが面白かったです。
・「説明のできないものに身をゆだねる。それが幸せ」
これは確か周防さんの言葉。
どうゆう流れで出てきた言葉かは忘れてしまったんですが、
でも、そうだよなぁ、と。
例えば、バレエの舞台。
お金はかかるし、かといって観に行っても別になんになるわけでもない。
でも言葉にならない、
体中の全細胞にエネルギーをパンパンになるまで重鎮されるような、
そんな感覚がある。
他人から見たらホントお金の無駄遣いだと思うけれど、
でもそれが幸せなんだからそれでいいんだ、と。
・「『分かる人に分かってもらえればいい』
とは絶対に思ってはいけない。『分からないとは言わせない』」
周防さんの言葉。
この言葉が、今回の神戸学校で一番の収穫でした。
確か、周防さんが映画を作られる際に強く意識していることとして
お話されていました。
「分かる人に分かってもらえればいい」というのは
芸術家っぽいというか、アーティスティックというか、
かっこよく見えるけれど、自分にはそれは逃げに思えてしまう。
「分からないとは言わせない」という意識で作っている、
というようなことをおっしゃっていました。
私はこれまでずっと、ほぼ無意識に、
「分かる人に分かってもらえばいい」
という意識で生きてきたので、すごく衝撃的な言葉でした。
私の記憶があまり定かではないのですが、
確か、本当に伝えたいと思っているから、
分かってもらえないと困る、
だから「分からないとは言わせない」という姿勢で
作るんだ、とおっしゃっていたような気が・・・。
多分、私の解釈が多分に混ざりこんでいます。
そうか、伝えたいことがあったら、
きちんと、伝える気で伝えなきゃいけないんだ、
と、当たり前のことなのかもしれませんが、
初めて気づいた気がしました。
話の最後に、
「でも僕、そうやった、とんがった映画を見るのは大好き」
と言って会場を爆笑の渦にしていた周防さんが
これまた素敵でした。
・「個の確立」
この言葉は、「夫婦円満の秘訣は?」という質問に対して出てきた言葉。
秘訣と聞かれてもよくわからないけれど、
ある日、草刈さんが「個の確立!」と言ったとき、
「自分はこうゆうところを面白がってるんだ」と周防さんは思われたとか。
なんて素敵なご夫婦だろうと思いました。
神戸学校、今回も最高に面白かったです。
しかも、受付で草刈さんのご著書『全身「からだ革命」』を買いまして、
講演の後、サインと握手までして頂きました!
その握手のこれまた緩かったこと!
私、あんなにゆる~っと手を握られたのは
生まれてはじめてでした!(笑)
あ、握手あんまり好きじゃないのかも、
とより一層草刈さんを好きになりました(笑)
- 全身「からだ革命」/草刈 民代
- ¥1,470
- Amazon.co.j

