こんにちは😃

今回のコラムでは、駅舎用エレベーターについて色々と紹介していきたいと思います。

  ​1 駅舎用エレベーターとは?

駅舎用エレベーターは、その名の通り駅舎に設置すること前提の設計です。

多くは2方向ドアI字型が主流ですが中にはL字型のカゴもあります。

  ​2 駅舎用エレベーターの機種

・三菱(駅舎用エレベーター)

2001年発売
エレパックアイ準拠で現在でも販売しているロングセラーモデルです。
📷枇杷島駅(2008年設置)


乗り場

2枚片開きドアです。



操作盤

こちらは大型ボタンを採用しており、標準のクリックボタン(エレパックアイと同じボタン)もあります。
インジケーターが右上にあり、到着時にはどちらのドアが開くかの矢印が点滅します。


カゴ内

ドア上部に階数とどちらのドアが開くかのインジケーターがあります。

  ​東芝(駅舎用エレベーター)

次は、東芝を見ていきましょう。

東芝については製造年によってモデルが異なります。また、スペーセルGR準拠のもののみ11人乗りの他に15人乗りの大容量のタイプもあり、そちらは車椅子が2台縦列に乗せることができます。

今回は、スペーセルGR準拠のものを見ていきましょう。

📷聚楽園駅(2022年設置)


乗り場

2枚片開きドアで三菱と雰囲気が似ていますねw


操作盤

インジケーターの黒い部分が広く取られたデザイン。

インジケーター(ドットマトリックス式)が右側にあり、中央にどちらのドアが開くのかの表示灯があります。​


カゴ内

15人乗りのため縦に広く、車椅子を2台乗せられます。
操作盤は千鳥配置になっており、車椅子を2台乗せた時でも押しやすい。
ドア右上にはどちらのドアが開くかの表示灯がある。

  ​日立(ステーションエース)

11人乗りのみのラインナップですがドアが他社と異なり3枚片開きになっているところが特徴的。

📷扶桑駅(2015年設置)

乗り場

3枚ドアのためドア1枚あたりの幅が小さい。


操作盤

名鉄仕様なのかボタンが横1列に並んでいる。
右上にメーカーと定員積載表示がある。


カゴ内

ドア上部にインジケーターとどちらのドアが開くのかの表示灯がある。

  ​フジテック(ラクール)

関西地区に多く、個人的には一番吹っ飛んだ仕様だと思う。

ちなみにJR西日本テクシアでもOEM供給されており、そちらはJ.Slimとして販売されている。

また、フジテックのマシンルームレスでは珍しく、巻上機が上部にあります。

一体型分割ユニット方式となっており、工期はわずか10日となっています。

📷桂川駅(2008年設置)

乗り場

4枚ドアでドアがかなり細長い


操作盤

ステンレスボタンです。


カゴ内

11人乗りにも関わらず4枚ドアのため防犯窓がかなり細長いです。


インジケーター(ドア上部)

階数の他にどちらのドアが開くかの表示灯もあります。

  ​その他の機種

駆動方式が異なるため、別記事にて紹介する予定です。

日本エレベーター製造 SC309シリーズ

スクリュー式です。駆動音が独特です。

OTIS スペックエコ

水圧式です。スペックレボの意匠とGen2の意匠があります。

  ​総評

今回、駅舎用エレベーター(ロープ式)をまとめてみましたがいかがでしたか?
意外と記者もコラムを書いているうちにメーカーごとの個性を感じました。
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