こんにちは!

今回は、エレベーターでよく聞く「対応機」「非対応機」について説明していきたいと思います。

  ​「対応機」、「非対応機」の並びの例

📷アピタ阿久比店
メーカー三菱
機種アクセルAI(後期グランディ準拠)
設置年1999年
駆動方式ロープ式

これは左側のA号機が対応機真ん中のB号機と右側のC号機が非対応機です。

ほとんどの場合は対応機、非対応機全て群管理ですがちなみにここ(アピタではよくある)では対応機が単独管理、非対応機同士で群管理を組んでいます。単独管理の場合はボタンを押す前にインジケーターを確認して、一番近い階にいるエレベーターのボタンを押しましょう

また、対応機の場合は対応機の横に車椅子マークのあるボタンがあります。よく、「このボタンを押すと早くなる」と思い込んで押しがちですが、対応機のみ来るため早くなりません車椅子を乗せるとき以外は車椅子マークのないボタンを押しましょう

  ​対応機、非対応機の違い

対応機、非対応機の違いは


対応機非対応機
車椅子操作盤×
ドアの開放時間車椅子操作盤で
操作したら長い
短い

このように対応機は車椅子に対応しているエレベーターです。


車椅子操作盤が側面にあり、この操作盤で操作した場合はドアの開放時間が通常より長くなります

アナウンスについては対応機のみ搭載で非対応機には非搭載のこともよくあります。

  ​エレベーターのバリアフリーデザイン

エレベーターのバリアフリーデザインでは、対応機の背面にがあり、車椅子の向きを変えなくても、後向きで降りることもできます。よくエレベーターの鏡で化粧する人もいますがバリアフリーのためのものです。

あと、カゴ内の手すりは体の不自由な方が移動や歩行を円滑にするためのものです。

  ​視覚障害向けの機能

視覚障害向けの機能は

・アナウンス

→運転状況、到着階を音声案内します。

・点字シール

→ボタン上部に点字が貼られているエレベーターもあります。よいこはいたずらではがさないように!

・凸文字ボタン

→ボタンの文字が凸文字になっているので触るだけで何のボタンかわかります。



↑凸文字ボタン、点字シールがある車椅子操作盤

  ​聴覚障害者向けの機能

・大きめのインジケーター

→最近のエレベーターは聴覚障害者に対応してか、インジケーターが大きめです。

  ​ユニバーサルデザイン

・大型ボタン

→主にイオンモール等でよく見かけます。

ボタン面積が大きいため、押しやすいです。



・通り抜け型エレベーター

→入口と出口が違うドアのため、車椅子の向きを変えずに利用できます。主に駅舎用で見られます。


  ​総評

皆様の身の回りにあるエレベーターですが、バリアフリーやユニバーサルデザインに関する工夫が盛り沢山なのが気づきました。

他にも変わった機能があったら教えてください!