ハヤテスプリントは盛岡のダート1200mで行われる3歳限定の重賞(M2)競走。18:15発走。1着賞金は500万円です。盛岡競馬場の明日の天気は晴れとなっています。

 

1 コンバットスプーン 岩手 牝3 54 岩本怜

 イーハトーヴマイル(盛岡1600)ウイナーC(水沢1400)と逃げて2着という好成績を続けていた馬。前走の東北優駿は2000mがいかにも長かったようで、今回の調教師は「距離は短ければ短いほどいいタイプ」と言っています。とはいえ、1200mは初。一気の距離短縮で同型もいるだけに逃げられるでしょうか。「砂を被らなければ位置にこだわりはない」とはいえ、1番枠ですから出していかなければならないでしょうから、この枠をどう捌くか。

 

2 ゴーゴーダンサー  岩手 牝3 54 坂口裕

 岩手競馬で3勝のうち、2勝がこの盛岡1200mでのもの。距離実績はありますが、これは下級条件のもの。今回の重賞メンバーに入ってどうでしょうか。調教師のトーンも控え気味になっています。

 

3 ポアゾンボス    浦和 牡3 56 福原杏

 門別→浦和の馬。門別時代にも1000mを中心に使われてきており、浦和移籍後は800mばかり使われてきました。前走は移籍後初となる大井の1200m戦でしたが、後方のまま、勝ち馬から1.7秒差の10着に終わりました。これまでも1200は3戦使われて③⑦10着と、今回も距離がどうかですが、メンバー的にはこちらの方が楽そうではあります。

 

4 ツキシロ      川崎 牡3 56 村上忍

 南関東で10戦して2勝。重賞ではクラウンC(1600m)の4着があります。この時は展開向かない中での逃げ粘りで、結果以上に強い印象を受けました。初の遠征・初の1200mと未知数な部分は多いです。調教師も遠征については「やってみなければわからない」とコメントしています。ただ、距離については「1200mを使ってみたかった馬」とここを目標にしてきた意図が伝わるコメントをしています。

 

5 マッシャーブルム  大井 牡3 56 矢野貴

 京都の新馬戦を勝利。その1戦で大井に移籍しました。移籍初戦を勝利すると、キャリア2戦で京浜盃(SⅡ)、そして羽田盃(SⅠ)に挑戦。結果はともに6着でした。すると今度はスプリント路線に変更。前走の1200mのOP戦で2着に食い込みました。0.3秒さをつけられましたが、その時の1着馬か濡れフレイバーは負けなしの4連勝を全て1200mでこなした馬でした。遠征、初コース、左回りと未知数な部分が多いですが、調教師は「問題ないと思っている」と強気のコメントです。

 

6 スピニングガール  大井 牝3 54 高松亮

 大井でデビュー2連勝を果たしている馬。初戦は良、2戦目は不良という異なる馬場で連勝をしました。馬場については、調教師が「今のパワーるの要る大井より軽い盛岡の馬場の方が合うはず」とコメントしています。前走の1200m OPは9着でしたが、で負けしたことと休み明けという2つの大きな敗因があげられます。

 

7 エイシンポロシリ  岩手 牡3 56 高橋悠

 門別→名古屋→岩手の馬。1200mという距離は門別時代に1戦(8着)行っただけのキャリアですが、調教師は「レースの内容を見ると短い方が合う」とコメントしています。距離は違うとはいえ、岩手移籍後は水沢に良績を残していますが、実績のない盛岡、そしてこのメンバーではどうでしょうか。

 

8 マルケイフォルテ  岩手 牡3 56 阿部英

 岩手ではデビュー戦後安定した成績を残しており、前走初の重賞挑戦となったウイナーC(1400m)では3番人気に推されましたが、1.5秒差の6着と重賞の壁に阻まれた格好となりました。今回は更に相手強化となりますから、ここではどうでしょうか。

 

9 ストロングブラック 岩手 牡3 56 山本政

 門別→南関→岩手。14戦で[2-2-5-5]と安定した戦績を残しています。門別の1100mでの勝利経験はありますが、調教師は「1200は少々忙しい気もする」とコメントはしています。しかし、ここを目標に前開催をパスして、「フレッシュな状態」とも述べています。相手強化になりますが、連下としては一考の余地があります。

 

10 ヤマショウルルサン 岩手 牝3 54 菅原辰

 門別→岩手。3歳になってからは良績がなく、B級でも掲示板がやっとという近走の結果です。ここではどうでしょうか。

 

11 ワールドエンパイア 船橋 牡3 56 澤田龍

 門別→船橋。船橋移籍後は1勝ですが、2着を5回と安定した結果を残しています。前走は初の掲示板外となる7着で、その時は1200mの不良馬場でした。今回は船橋よりは軽い盛岡のダートへの適性がどうかという点も課題になりそうです。初の遠征、初のコースについては「やってみないと分からない」と調教師は述べています。

 

12 オスカーブレイン  北海 牡3 56 山本聡

 門別からの遠征。盛岡は南部駒賞(1600m・不良)で2着の実績があります。南関東馬が初の遠征、初の多いメンバーの中、この馬は遠征、盛岡を経験している強みがあります。門別では2歳時にサッポロクラシックカップ(1200m)で重賞勝利をおさめています。ここまでほとんどの競馬で逃げていたので、逃げが叶うかどうかですが、調教師は「スタートダッシュに秀でている」と自信を覗かせるコメントを残しています。大外枠から逃げが叶えば。

 

◎ 11ワールドエンパイア

◯ 6スピニングガール

▲ 5マッシャーブルム

△ 4ツキシロ 

☆ 3ポアゾンボス 

注 12オスカーブレイン

 

逃げ馬が揃った印象があるので、その後ろから競馬ができそうな馬を上に見立ててみました。