「あなたには何か欠点などはありますか?」


「ないね。いやいやいや、欠点が無いことが欠点かな。」


「・・・・・・・」


「いや、ひとつだけあったよ。


オレは何事にもホンモノ志向なんだ。ちょっとでも気に入らないとそっぽ向く。


この面接なんかは最高さ。絶好調だろ。なぁ?」


「以上ですか?」


「ああ。」



* TRAINSPOTTING より 面接にいくまえに「S」をやり、結果ポシャるスパッド



世の中には、

「本物」と呼ばれるものと

「偽者」と呼ばれるものがあり



それ以外にも


その道、その文化などにおいて

ミーハーに飛びついてみただけの人、かじった程度の人は

「モグリ」と呼ばれ


本気でこよなく愛して、掘り下げ続けている人

「本物」


などと呼ばれる。


われわれが店で扱う「バッグ」や「革小物」でも

日本、もとい海外の職人が「本物」と言われるモノと

大量生産で出荷される、安価でこだわり感に欠けるモノ

元々は職人のデザインで「本物志向」にデビューしたものの

人気が出るにつれてライセンスなどでくだらない大量生産に走り

結果ミーハーなファンだけを収集するアイテムに成り下がった

某ブランド・・・ など


何通りか存在する。


結果「本物」に属する人間は

「本物」の本質ではなく、その「それをもっている(知っている)」ということに

なんとなく魅力を感じて飛びついてみた「モグリ」を嫌い

自分が好むモノが有名になって欲しいと思いながらも、

人気が出てモグリが増え続けることを大変疎ましく思う。


もちろん

同じように、飛びついたきっかけは「なんとなく」だったり

「友人が使っていて真似した」とか「雑誌で見て」とか

そういうのがほとんどだったりするんだろうけれど



悲しいかな

結果「本物」

になる方法というのは、


「本物」の人と話をし、次に会うときに

その人と話ができるくらい情報を集め

結果その俗物に関して自分から陶酔してみることが必要とされる。



しかし

そこで「モグリ」の皮がはがれても

結果自分が「本物」になったわけではない



何歳のときから愛好していました


という時間と歴史というものは

拭い去れないほどに、本物感をかもし出す。


人は「本物」に憧れる

しかし自らそうなろうとする人は

きわめて少ない。


特にそうする必要が無いからだ


雑誌でそのとき話題のもの

セレクトショップで店員がすすめるものを


適当に着たり


最近話題の音楽をK-POPだのAKBでも聴いていれば


それで皆周囲との交流は成り立って

特に話題から置いてけぼりにされたりはしない




その点本物の人間は

専門分野以外において

あくまで口を閉ざす他無い。



ロックを聴き漁り

サブカルに精通し

イギリスのファッションを愛し

そうしている間に


自分と同じものを「好き」という人間を

判別するようになっていった。


本物にありがちなクソなパターンであることは

もちろん実感している。

実感しているからといってその実感を後生大事に持ち歩くわけでも、

それによって自分の非を改めるわけでもない。




なぜこのようなことを考えたのかといえば

店にくる

履き違えたような学生諸君が疎ましくて仕方が無いからだ



さて


そんなこといっていても埒があかないのはわかっているので


桃色クローバーZ

でもきくか!!!!!



結局オレもミーハーさんなわけだ。