この夏、季節野菜が冷蔵庫に余っていた時によく作っていたのは、コレ

ラタトゥイユ
(風の野菜の蒸し煮)
一般的なラタトゥイユの作り方は、トマト、パプリカを湯むきし、ニンニク(お好みで赤唐辛子、ローリエ)を多めのオリーブオイルで炒めてじっくり香りを出してから、ズッキーニ、玉ねぎ、ナスなどの野菜を炒めた後、トマトとパプリカを加え、塩こしょうを加えて全体がしんなりするまで、じっくり煮込む、というような感じでしょうか。
もっとていねいに作る時は全ての野菜を別々に塩を振ってオリーブオイルで炒めて、最後に合わせて軽く煮込むとか。
それも美味しそうですが、もっと簡単に、さらっと軽い感じで食べたくて、野菜の水分だけで蒸し煮にしていました。
←だから、本当は『ラタトゥイユ』ではないのです

蒸し煮する時のコツは、水分の多いトマトを多めに使って、余計な水分をなるべく加えずに作ること。
あとは火加減だけ少し気にして、厚手の鍋(無水鍋とか)を使うと比較的うまくできます。

ご参考までに我が家では直径約20センチのルクルーゼを使用しています。

塩は比較的塩味のしっかりした海塩を使用しています。軽くひとつまみは、親指と人さし指で少量つかんだ量です。

カボチャなどを加えてもOKですが、さらっと仕上げたい場合は、ない方が良いです。
①中サイズのトマト2〜3個を使います。ヘタを取り、平行に1センチ〜1.5センチ程度の厚さに切り、鍋の底に敷き詰め、上から軽く2つまみ程度の塩を振ります。
②さらにトマトと同じ程度の厚さにくし切りスライスした玉ねぎを大1個分敷き詰め、軽く1つまみ程度の塩を振ります。
③次にナス、ズッキーニ各1本ずつを1センチ程度の厚さに輪切り(大きい場合は半月切りでもOK)にして、上に敷き詰め、軽く1つまみ程度の塩を振ります。
ズッキーニを使わずにナス2本でもOK。
④パプリカ半分〜1個分を適当な大きさに乱切りにして、さらに敷き詰め、軽く1つまみ程度の塩を振ります。火にかける前の状態↓
⑤無水鍋や厚手の鍋がない場合、また心配な方は50〜100cc程度の水かお酒を加えてもOKです。
中火にかけて、しばらくすると野菜から水が出てきて、グツグツ沸騰してきます。
⑥弱火にして15分程度、煮込みます。
⑦鍋を全体的に軽く混ぜて、半分に切ったプチトマト(もしくは4等分したミディトマト3個分位)を5〜6個分加えて、弱火のまま、さらに5〜10分程度煮ます。
ここで、さらにトマトを加えているのは、トマトが好きなので、少しかたちの残ったトマトを食べたいからです

⑧最後に味を見て(多分塩味が足りないことはないと思いますが)、足りなければ塩で味を調整して、できあがり

ちなみに、ラタトゥイユ風の野菜蒸し煮に合わせたお料理は、こんな感じ。
カジキマグロのムニエル、もやしとキノコのソテー醤油風味、プチフランス
シンプルな塩味だけの味付けなので、洋風にも和風にも、いろいろ応用範囲が広そうです

パスタソースのベースにしたり、カレー粉やルーを加えてカレー風にも。
最初の塩味を少し控えて作ったら、麺つゆを加えて、そうめんや稲庭うどんなどのつけ汁にしても良いと思います

今回は入ってなかったですが、もうすぐ秋なので、キノコ類を加えても良いですね!
水分の多いトマトはマストですが、他の野菜はいろいろアレンジしてみると楽しいですね

あと一品、野菜料理に困ったら、野菜庫に余っている野菜で、ラタトゥイユ風の野菜蒸し煮を作ってみませんか?
簡単にたっぷりお野菜取れますよ

本日もブログをご覧いただきまして、ありがとうございました。