雨季の弾丸中米紀行 #195
やられました
実は、数日前のニカラグアにて・・・。
ニカラグア湖に行ったときにやられたんです
そしてとんでもない恐ろしいことになっていました
刺された日の翌日
なんかちょっと痒いなーと思って目をやると、
左ふくらはぎの内側を11ヶ所も刺されていたのです
それから三日後
どんどん痒いのが激しくなってきました
でも見た目はそれほど変わりなく・・・しかーし!あきらかにこれ普通の蚊じゃないよね?
という信じられないほどの痒み
街で出会ったスイス人バックパッカーくんに見せたら、「これプリプリにも効くやつだから塗ってみなよ」
と持っていた怪しい塗り薬(だってアラビア文字みたいの書いてあるよ)をくれました。
プリプリとは、ギアナ高地にいるアブ系の虫で、刺されたらすぐガイドさんに言ってその場で毒を
出してもらってすぐ薬をぬらないと大変なことになる!という噂の虫です。
ワタシも話には聞いたことがありました。
更に二日後
どしぇーーーー
とんでもないことになってるーーーーー
怪しい塗り薬、効いてないのー???
このプクプク、柔らかそうに見えるけどさわってみるととっても硬いのです
恐ろしい見た目になってきたので、mixiで友人たちにリアルタイム画像公開(笑)
すると・・・
卵産みつけるやつもいるという話が
えええーー
11つ子ちゃん??
ワタシ、彼らが成長して旅立つまで左足で育てていくことになるのかしら?
まぁそうなったらそうなったで毎日育児日記をつけるとか?
などとグロな妄想で頭いっぱいになりつつも、
冷静に考えたら、そうだったら成田で検疫に隔離されるでしょ。家に帰らせてもらえず保健所行き?
で、数日様子みたけれど
やっぱりどんどんプクプクしてくるし、痒みの激しさはおさまらないし、もう泣きそー
で、いかにも地元の長老的なじーちゃんとその家族らしき人たちが座ってしゃべっていたので、
足を見せて事情を話してみました。
じーちゃんはプクプクを触ったりなんだりして一言、
Jejen
(言い方的には「こりゃーヘヘンじゃな。」)
え???
ヘヘンって何?
ヘヘン虫?
エヘン虫なら知ってるよ???
じーちゃん曰く、これはヘヘンというとても小さな吸血蠅に刺されたのだろうと。
卵を産み付けるやつではないと思うよ、と。
せっかく11つ子ちゃんの親になる覚悟でいたのに残念?
いやそれより吸血蠅って???
ほいじゃこれどーすりゃいーの?
「まぁ薬屋に行ってかゆみ止めの塗り薬を塗るんじゃな。」
塗り薬・・・ああ、確かムヒの予備がまだあったから、それでも塗るかなぁ~
こちらが、じーちゃんが教えてくれた吸血蠅のヘヘンさん (これはネットでひろった画像デス)
毛に対してのサイズからいって、かなり小さい虫だというのがわかります。
ちょ!!ちょ!!ちょっと!!
キミ飲みすぎじゃない??? 腹はちきれてるよ あーあー真っ赤じゃないの
こんなヤツに吸われたのだと思ったらクラクラしてきました
まぁでももう吸われちまったものは仕方ないので
日本から持ってきていたムヒアルファEXでも塗るとするかな・・・あまり期待せず気休め程度の
つもりで塗り続けました。
するとどーでしょう
無意識に寝ながらかいてたからだいぶ傷っぽくなってはいますが、確実に治る光が見えてきた
ではないですか
すごい
ビバ!ムヒアルファEX
ビバ!池田模範堂
そして、数日後怪しい塗り薬をくれたスイス人バックパッカーくんのツイッターに!!
あの時ワタシにその薬くれちゃうと彼の持ち歩きがなくなっちゃうから2個もってきてたムヒアルファEX
の一つを交換ということで彼にあげたのです。
その後南下すると言っていた彼は南米へと移動していき、ベネズエラにて
「恐ろしい痒みを残す虫に刺されてしまったけど日本人からもらったこの薬がものすごく効いて、宿のみんなにも大人気!」
とTwitterにつぶやいていたのです。
なんとなく偏見で(?)日本の薬は安全性が重要視されていて効き目が弱いのではないかと思っていたけれど・・・
間違ってました。ゴメンナサイ池田模範堂さん!!
最初からこれ塗っておけばよかったよー
日本に帰ってきてからキューバ人アミーゴにこの話をしたら・・・
キューバにもヘヘンいるよ!とアッサリ。
街中とかではなく、水辺にいる虫なのだそうです。
すごーく痒かったでしょー?
といわれました。
けっこう中米らへんではメジャーな虫なの???