どーもー!蕁麻疹が治ったのでやっと生クリームが食べられるようになってイキイキしている御砒素氏です!新しいゲームルール作りながら定期テストに追われて過労死寸前ですが今日もついついイラッとしちゃうあの子に盛りたくなるような毒物を紹介していきたいと思います!
自分今まで固体の毒物を紹介してきましたが毒物は固体だけではございません!液体だったり気体だったりと色々あるのです。という訳で今回は気体の毒物を紹介していきたいと思います。素の名も…
マスタードガスです!
構造式は「C4H8Cl2S」、美味しそうな名前だといって侮ってはいけません。
これは20世紀前半あたりに化学兵器の中でも相当残酷で猛威をふるっていました…
名前の由来は案外単純で臭いがマスタードのようだったからだそうです。他にも不純物が入っているとマスタード色だったり皮膚に浸透すると傷口にマスタードを塗られるような痛みを感じるからとか…
このマスタードガス、兵器としてはかなり優秀な性質があります…なんとゴムを通り抜けてしまうのです!当時はゴムを使用した防護衣がありましたがそれでは防ぎきれないのでかなり苦戦したとかなんとか…
しかし一番残酷な点はその毒性にあります。
・遅効性である(毒性があとからゆっくりと表れる)
・DNAを傷つける
・発ガン性がある
・消化器官や造血器に障害を起こす
・皮膚や粘膜を傷つける
これを見てお気づきの方もいるでしょう…なんとこれ即死しないので苦しい時間が長く続きます。兵士を無力化するには十分な毒性なのでこれで兵器としては十分すぎるほどなのです。しかも後遺症が残る可能性が高いので毒ガス兵器が禁止されるのも納得ですね…
ここでざっくりとメカニズムを説明します。
皆さんエレクリを見ればわかると思いますがDNAには窒素(N)が含まれています。これに反応してDNAの構造を変えることによって毒性を発揮します。
毒ガス兵器は非常に残酷なものですね…
しかし毒ガス兵器から薬が出来るなんてこともあります!マスタードガスに似ているナイトロジェンマスタードは世界初の抗がん剤となりました。DNAを傷つけるといいましたが傷つけるDNAが癌だったらそれは毒ではなく薬に成りうるんですね!
毒物と薬は紙一重!
なんでも使い方次第ってとこですね!ではでは私は新しいゲームルールでも考えてきますか…(テスト勉強なんてなかった) ではまた!