春本番、草木はどんどん成長し 動物たちも命をつないでいく季節です
美と豊穣をつかさどる
牡牛（おうし）座
牡牛座は乙女座・山羊座とともに「土」のグループに該当し、タロットでは「ペンタクル」、心理機能では「感覚」を司ります
目で見て肌で触れ、感じること、所有することができる「物質」世界に焦点が置かれますが
目で見えない「価値（観）」にも深く関わっていく可能性のあるエネルギーです
牡牛座の神話むかし地中海のフェニキアという国にエウロパという美しい王女がいました
ある日神々の王ゼウスは、野原で花を摘んでいるエウロパを見そめ
真っ白な牡牛に化けて近付きました
美しく、おとなしくじっとしている牡牛にエウロパは安心し、つい背中に乗ってしまうと
牡牛はクレタ島へと駆けだしてしまうのです
クレタ島でエウロパはゼウスの妻となりこどもを生みました
エウロパは“ヨーロッパ（大陸）”として名を残し、牡牛は空へあげられました
別のお話で、恋人の存在を妻に知られそうになったゼウスは
恋人イーオーを白い牝牛に変えてしまいました。
美しい白い牛をめぐり神（ポセイドン）とクレタ島の王・王女の間で起きたドラマの結果
恐ろしいミノタウルスが生まれたというお話も残っています。
美と愛のテーマは欲を含んで、反対の醜さや憎しみも交えた物語へ展開していくのです
（ミノタウルスをテーマとした絵を描いたピカソは蠍座生まれですが
蠍座と180°で向かい合う牡牛座に７つ以上も星が集中している
とても特徴的なホロスコープの持ち主です）
牡牛座にはプレイアデス星団とヒュアデス星団がありますが、
プレイアデス、ヒュアデスともに 神話では７人姉妹です
その近くに輝くアルデバランは富と幸運のしるしと考えられてきました
占星学においては、愛と美・芸術性や享楽などの象徴
金星を守護星にもち
ヴィーナス（アフロディーテ）・イシュタル・イシス・ヘラなどの
女神との関連が深いと考えられています
誕生日が4月21日～5月21日の人は 一般に牡牛座生まれといわれます有名人では こんな方々がいます
女優さんでは
オードリー・ヘプバーン キャサリン・ヘプバーン ペネロペ・クルス
かたせ梨乃 余貴美子 風吹ジュン
叶和貴子 井上和香 田中裕子
常盤貴子 草刈民代 岸田今日子
夏木マリ 岩井友見 森光子
遠山景織子 鈴木 杏 志田未来
男優さん
ジョージ・クルーニー ダニエル・デイ・ルイス
森重久彌 地井武男 上川隆也
国広富之 野村宏伸 古尾谷雅人
今井雅之 加藤雅也 渡部篤郎
松田龍平 神木隆之介 大鶴義丹
阿部サダヲ 窪塚洋介 加藤晴彦
御夫婦おそろいで
榊原郁恵 渡辺徹
じっくり しっかり こつこつと・・・
着実に積み重ね 不動のものをつくりあげるイメージ
派手ではないかもしれませんが 安定・定着した魅力と存在感
そんなイメージです
声に独特の特徴がある方が 多いように感じます
一般的には
牡牛座の人 牡牛座に惑星がある人は
五感を使って 人生を楽しもうとする意志と才能に恵まれています
美的センスやグルメの領域、経済面を含め 豊かさへの意識も高いでしょう
目に見えない精神的価値と 物質的価値との間で
より大きな葛藤を経験する可能性もあるようです
大器晩成型
でもその分、価値観をコロコロと変えるのは得意ではないかもしれません
性格が正反対のタイプの人からは ちょっと頑固、と思われてしまうかも、、、
御本人は ゆっくり受け止め しっかり考えて答えを出したいだけなんですけどね
そのかわり 一度決めたら 貫いてくれるという
安心感を 与えることができるグループです
タイトルの意味は 誰が牡牛座生まれかを知るのが目的ではなくて実在の人を通して牡牛座の象徴するもの、エネルギーの質について知るということです
（四大元素についてはこちらもご参照ください）