NIKON F2
数年前はカメラにはまっていて、毎日頭の中はカメラ!カメラ!カメラ状態でした。
写真が好きというより機械、メカとしてのカメラが好きでした。
始めて入社したデザイン会社の社長がカメラマンで、事務所内にカメラが無造作に置いてあり社長からカメラや写真の話をいつも聞いていたのがきっかけのような気がします。
カメラマンはそれぞれ機材を合わせて買うために自分のブランドが決まっています。ニコン派とかキャノン派とか…その時の社長はニコン派でした、まわりのカメラマンもなぜか皆ニコンでした。
いつもニコンF、F2、F3というアナログカメラの強靱さや伝説を聞き、カメラはニコン。それもF1桁が最高と思っていました。
歳をとって自分でカメラが買えるようになると憧れだったカメラを使ってみたくて、コンパクトカメラから始まり、ローライ、ハッセル、ライカと次々に病気のように買い換え自分の手で触ってみました。(なぜかニコン、キャノンは買ってない)裕福ではないので「基本カメラは1台のみ」が自分のルールでした。
最後に行き着いたライカの機械としての完成度や質感、精度には感心しました。
晩酌をしながら空シャッターを切り、ほんとに枕元に置いて一緒に寝てました(笑)
数年たち仕事で使うデジタルカメラを買うときにアナログはやめました。というか同時には金銭的に無理だったので、それから数台のデジカメを買い換え今は気軽に使えるオリンパスのE-410というエントリーモデルを使っていますが、少し物足りなくなったのでデジカメを買い換えようかと思っているのですが不思議とあまりコレ!といったモノがないのです。
デジカメも携帯と一緒で毎年新製品が出ます。アナログと違ってデジカメの古いモデルに味はありません。ただ時代を感じる箱になってしまいます。
そうすると買い時がわからないので適当に安いモデルを買います。でもそれではまた愛着も無いわけで…。
いろいろなカタログを見ていると昔はよかったなぁ~と思います。
昔は皆、個性的でちゃんとコストをかけて、ずっと使い続けられるモノを真剣に作っていた気がします。
さて、どうするやらデジカメ。
写真/昔、社長と硬式用グラブと交換したNIKON F2 フォトミックAS
