ちびガールの小学校受験の準備を始めるにあたって、
再びあの門を叩くことになった。
それは、小学校お受験専門幼児教室だ。
今日は、その幼児教室の入塾説明会の日。
私はあのお受験幼児教室の雰囲気が、とても苦手だ。
決められた枠でしか、表現することが許されない窮屈感。
笑っている目の奥に怖さを感じる先生方。
また始まるのか。。
普段は絶対の着ることのない、紺色のワンピースをクローゼットの奥から取り出す。久々の紺のワンピースは、クローゼットの中でし出番待ちてくれていた。
よし、シワがついていない。
3年振りに、またお世話になります。
この1年の戦闘服。
気が重い私は、ノロノロと着替えていた。
すると、
2年生のガールがやってきた。
『これから、幼児教室の説明会へ行ってくるね。
そろそろ、ちびガールもお受験の準備をしなくちゃね。』
『あぁ、あそこね。
私めっちゃ覚えてるの。
すごくね、怖い先生がいて、お利巧にしていないとすぐ怒るから怖かったんだよね。』
『へぇ~。
3年前の年長さんの頃の記憶なんて、もう抜けてると思ってたんだけど、
よく覚えているね。』
『覚えているよ!
だってね、先生の言うことを聞かないといけないから、大変だったんだよ。
工作を作る時間だけは楽しかったけど、
絵画もルールがあって自由に書けないしさ。』
『そうだったんだね。
あの頃は小さかったし何も言わなかったから、
普通に楽しく通っているのかと思ったよ。』
『そもそも、紺色のワンピースを着るのも嫌だった。
あれ、可愛くないんだもん。』
『それはわかる!ママもこのワンピース好きじゃないんだよ。
何で、みんな同じようなワンピース着るんだろうね。』
小2の娘には、驚くほどに幼児教室の記憶が残っていた。
あの頃は、普通に通っていて何も言わなかったが、
実は小さい身体でお利巧さんによく頑張っていたのかと思うと、胸が痛んだ。
久々に大手幼児教室へ到着をした。
やっぱりみんな紺のワンピースだった。
普段着慣れていない紺のワンピース。
何となく、着こなし具合が不自然だ。
説明会が始まり、3年振りにお目にかかる先生方。
相変わらずとても丁寧な話し方。
自然と背筋が伸びた。
我が家のお受験戦争、再始動!!