記念すべき初調香～っ！！！
となった2012年5月30日から1ヶ月程経った2012年6月13日…
2回目となる調香レッスンを受けに師匠のサロンへ向かいました。
今回は「聖なる香り」をテーマに調香するとの事…
師匠からの不思議な講義の後、
実際に香料を混ぜ合わせて香りを作り、
現在の自分の状態を
香りで感じて理解する
という流れでした。
当時は、殆どの香りを受け付けられなかった事もあり、
なかなかイメージが出て来ず…
何度も香料を香っているうちに、少し気分が悪くなって来て、
ますますわからなくなり、時間だけがどんどん過ぎてしまい…
何とか使用する香料を選び、
何とか思い付いたイメージを書き出し、
何とか使用する分量を決めて、
香りを作った後、 先に師匠がムエット（試香紙）に付けて香ると…
「ちょっと、サンダルウッドが多かったな…」
当時の私は、
香料を混ぜ合わせる「調香」そのものが2回目だった為、
香料を混ぜ合わせる順番を逆にしてしまったり…
自分なりの「聖なる香り」を自分の「感覚」で作れば良いのに、
世の中で正解とされていそうな「聖」のイメージが出て来た香料を選んだり…
その結果、
テーマである「聖なる香り」が
自分の中で上手くイメージ出来ていなかったという
自分の脳の状態が顕在化。
このように、現在の自分の状態を
香りで感じて理解する
という事を8年7カ月繰り返す事で、
少しずつ少しずつ
自分の感覚を取り戻し、
少しずつ少しずつ
自分の心が開けるようになり、
自分と向き合った年月を積み重ねていくうちに、
深みのある香りを作る事が出来るようになった。
20歳前後…就職する前ぐらいに
完全に心を閉じてしまった
私Reiraが調香を通じて少しずつ変化していく様子を
過去の調香作品を作った時のエピソードをお伝えする事で
何かを感じていただけたら…と思い、
今後、少しずつ綴って行こうと思っています。
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「土」の時代（1800年代～2020年末)は、
物質的な満足を得る為に、
心を犠牲にしてしまう事で、
ストレスが生じる為、
そのストレスを癒やす為の香りが必要だった。
「風」の時代に切り替わると、
精神的な満足を得る為に、
より「幸福感」が必要となる為、
重苦しい気持ちを
「風」で吹き飛ばし、
「幸福感」をもたらす心地良い香り
が必要とされて来る。
私Reiraが思いを込めて作った調香オリジナル作品の香りによって、
脳の奥深い部分まで作用し、改善する事
で、少しでもお客様の
心と身体を軽くするきっかけ
幸福感をもたらすきっかけ
自分を取り戻すきっかけ
となるよう、私自身も日々向上していきたいと思っています。