こんにちは。
礼法講師の坂井志暢です。
現在、礼法の対面レッスンを受けてくださっている方は、男性と女性が半々くらいです。
男女ともに、個人事業主や経営者、会社のリーダーなどの方や和文化の講師の方が中心です。
先日、礼法レッスンの中級を受講中の皆様に特典のテーブルマナーレッスンを行いました。
この日のドレスコードは「着物!」
さすが女性経営者と企業エグゼクティブの皆様、美しい着こなしでした。
そして会場は、李王家のお屋敷の建物である、赤坂プリンスのメゾン・キオイ。
フランス料理をいただきながらの優雅な時間でした。
※車回しのあるお玄関がある邸宅です
お食事マナー講座で、よく聞かれるのは、ナフキンを広げるタイミングと敷き方。
タイミングとしては、お料理を注文して食前酒が運ばれてきた頃。
上下関係のあるお席でしたら、年長者や一番目上の方が最初にナフキンを取ってから
同席者がナフキンを広げます。
お料理が運ばれてきて「どうぞナフキンをお取りください」とお店の方に声掛けされる前に広げましょう。
ご自身が一番目上と思われるお席では、ナフキンを広げるタイミングを逃さないようにご注意くださいませ。
敷き方は、半分に折って、折り目をご自分のお腹の方に置きますよ。
汚れたところが人から見えないように、そしてお召し物を汚さないように、内側をめくってお口を拭います。
他には、お料理のソースをパンにつけるのはどうなの?
というお話です。
会食などの「お食事を楽しむ場」でしたら、ソースはパンにつけて頂きたいところですね。
ぜひ、そうなさっていただけると、作った方も嬉しいと思います。
その際に、お皿の中に手を突っ込むような景色はあまり美しくありません。
女性でしたら、パンの柔らかい部分をちぎってお皿に入れて、フォークとナイフを使ってソースをパンにつけて頂くと手も汚れず上品です。
また、そのお席が「両家の顔合わせ」とか「業務提携に際しての両社の顔合わせ」とか「閣僚会議」のような場でしたら、そこまで一生懸命にソースを頂かなくても良いのです。
食べ終わりのお皿は綺麗な方が良いですが、必ずしも猫が舐めたように綺麗になっている必要はないのです。
時と場合に応じて、ふるまいを分けることも大切です。
※歴史を感じるステンドグラスも美しく、お着物にも合います
和食洋食に限らず、食材への感謝の念と作ってくださった方の気持ちを汲んで、美味しく頂くのが一番です。
そして、食事マナーの原点は「人間として理性を持って頂くこと」
それが、獣と人間を分けるものだと、江戸時代の儒学者貝原益軒は言っています。
つまり、がっついて食べるのは獣だということです。
気をつけましょう♪
今日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
オンラインでのテーブルマナー講座も開催しております。
ぜひ、ストアカからご覧になってみてくださいませ。
それでは、今日も良い1日を🍀
坂井志暢
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