先日、頂いた質問です。

 

Q.「畳の部屋では、裸足か足袋を履くのが正式なマナー。料亭などでも気を付けよう」

とある記事に書いてあったのですが 、裸足はダメですよね?

 

A.裸足は正式なマナーではありません。

何故、裸足がいけないかと言えば、外を歩いて埃と汗のついた足で歩くと、畳が汚れるからです。

畳は天然素材ですので、洗剤で掃除したりは出来ません。

それに、日本では畳の上に直接お茶碗を置いたりする文化があります。そこを汚い足で歩くのは避けたいものです。

 

但し、例外があります。

旅館などに行って、既にお風呂に入って足を清潔にしてある場合。

ご自分の部屋で素足でくつろぐのは大丈夫です。

 

草履を履いていた時代のお話。

旅籠と呼ばれる宿では、たらいに汲んだ水かお湯で到着したお客の足を洗うサービスがありました。

足を洗ってもらったお客は、素足で上がることが出来たのです。

 

正式なマナー(お茶会など)

☆清潔な白足袋か白靴下に履き替える

  

普通のマナーは(料亭や他家訪問時)

☆足袋か靴下

 

リラックス場面でのマナーは

☆洗って清潔な素足

 

という感じですよ~。

旅行先のお部屋でくつろぎたいときにも、足を洗って素足になった方がペタペタしなくて気持ち良いですね。

 

夏、素足だったら、お友達の家に行くときも靴下を持って行って、履いてから上がると尚良し、です。

 

講座に参加するために、わざわざ靴下を買っちゃった!という方。

是非、こんなふうに普段も使ってくださいませ。

 

 

 

 

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