65歳の誕生日(6月1日)まで、あと二週間となりました。裁定請求の受付開始日は誕生日の前日です。

今回、日本年金機構から関係書類が届いたのは、約4か月前です。でも添付書類の戸籍謄本は、開始日以降の認証日という条件がありますので、書類を記入し何回か見直しましたが、5月31日以降に書類を入手しなければ申請できません。4か月は長いです。

 

でも実は、昨年の64歳の誕生日に、特別支給の厚生年金(共済)を申請する際にも、まったく同じことをしました。まるで予行練習です・・・。開始日より4か月ほど前に申請用紙が届き、戸籍謄本を開始日の5月31日に入手して6月1日に郵送しました。

その時は、共済組合への申請でした。申請書類も記入要領もコピペで、何か雑な感じがして、多分、特別支給もなくなる制度なので、簡略化されたのだろうと思いました。

 

今回の書類は、日本年金機構への提出で、老齢基礎年金の申請だから簡単なはず。と勝手に思い込んでいたのですが、申請書類は昨年とほぼ同様の内容で、27ページにもわたりウンザリさせられたのです。

提出先のねんきん事務所は自宅から徒歩圏にありますので、開始日は避け、翌営業日の6月3日の朝一番に年金事務所に提出に行くための、予約を早々と入れました。(後になって、戸籍の認証日の条件を思い出し、5月31日に必ず入手しなければならないことに気づきました。)

 

そうして、あと二週間という段になって、今度はiDeCoの請求用紙が届きました。私の場合、iDeCoは拠出が11か月しかできなかったので、5年据え置きで65歳になって一時金による受給が可能になったのです。

iDeCoの手続きガイドではiDeCoは、退職所得に該当するので過去20年の退職一時金の受給状況を明らかにして、「退職所得の受給に関する申告書」を提出しないと、全額に20.42%の所得税ほかの源泉徴収がされるようです。

また、過去の退職一時金の源泉徴収票の写しを添付することで、あわせて精算処理がされるとのこと。

iDeCoに扶養・親族は関係ないので、申請に戸籍の添付は要求されませんが、申請用紙に実印の押印、印鑑証明の添付が要求されています。

またiDeCoも申請受付開始日は誕生日の前日なので同じく二週間待機しなければなりません。

 

ここ2年は、自分がセッカチであることを強く意識するようになりました。一生に一回のことだからと気を紛らわせようとは思うものの、毎日、早く誕生日が来ないかなぁ。というのが正直なところです。

 

 

 

 

 

 

GW連休の谷間に介護保険証が届きました。送付文の同封はなく、代わりに保険証を切り取る余白にあたる部分に、送付の理由の記載があり、

・65歳になり介護保険第1号被保険者となったとき

とあります。私は6月1日生まれであり、5月分から介護保険料が、健康保険から分離独立しますので、封書が届いた時には保険料の案内かと思いましたが、先に第一号被保険者に資格が変わったことの通知が来たのですね。

 

私の母も介護保険にはお世話になりましたので、保険証には見覚えがありましたが、今も色(グリーン)も大きさも変わっていないので、不思議な感じがしました。

健康保険証はもう何年も前からクレカとかキャッシュカードの大きさになって久しいのに、介護保険証は厚紙製のつづら折りで・・・。今の人は知らないだろうけど、これって昔の健康保険証の体裁をそっくり引き継いでいるんですよね。

このサイズの保険証なら、なかなか紛失しない気がしますが、今のカードでは、心もとなくて、マイナカードを保険証に機能を持たせることに根強い反対があるのは、こんなところにもあるんじゃないかと思います。

 

はやばや届いた介護保険証ですが、身体が衰えて介護認定の申請を行うまでの間は、使い道もなく、しっかりしまっておいて、紛失しないようにしなければなりません。

それが健康保険証とまず違います。

まだ、身体はぴんぴんしていて介護なんて必要ないのに、介護保険料が馬鹿っ高くて、役たたない憎き保険証。最初はそんな感じです。

 

また、健康保険証がいろいろな医療機関や薬局などに毎月、提示する機会があるのに対し、介護保険証は、契約する介護事業者に定期に、或いは介護度の変更に際して提示する。健康保険に比べると提示する頻度は多くないのです。

 

高齢になっても大病を患うことなく、健康で暮らしてきた人の中には、健康保険と介護保険の役割の違いを理解していない人もいるように思います。身体が徐々に衰えても、介助がなければ日常生活が送れないまでの思いにはならない。あるいは我慢してしまう。そんな健康な高齢者も多いように思うのです。

 

日常の病気やケガは健康保険がカバーしますが、老いで身体機能が衰えたり疾病や障害からの回復が遅れ日常生活に支障を来す場合などには介護保険がカバーしてくれます。

それでも自分が介護のお世話になるというのはなかなか想像できませんが・・・

 

健康保険・介護保険の区分は年齢により機械的に移行していきますが、この介護保険証の交付はこれから実生活が変化していきますから、新たに一つ備えを加えますよ。そんな行政からの布石のメッセージなのではないかと思いました。

 

 

 

 

 

正確には、財布とは言っても、現金はなく、クレカと免許証、それに固い鍵いくつかの束(家とか車とかのと思われます。)それとあるもの・・・。(実は警察に行くまで中身は全く見なかったのです。)

また、拾ったといっても、実はうちのブロック塀の上に置かれていました。

さては誰かが拾って面倒だから我が家のブロック塀の上に置いたのだろうと思いましたが、もしかすると現金も入っていたのを抜いて置かれた可能性もあるなと思うと気味が悪くて、中身を確認することをためらったのです。

また、拾うことなく放置して悪意の第三者に持ち去られるのもまた厄介です。

 

なので、私が拾って警察に届けることにしたのです。

時刻は午後4時、私はもう晩酌をする時間なので、交番・派出所(最寄りに二軒ありますが、いずれも徒歩、7・8分ほど)に今日届けるのは億劫だから、明日で良いやと思ったのです。

 

でもそこで、ふと思ったのです。

派出所って、警官が不在の場合もあるじゃないですか?届けに行って誰もいなくて渡せない。なんて有り得ないので、警察署に電話を掛けて、いつ頃行ったらよいか?確認したのです。

すると、不在にする時間は分からないので、行く前に一度、派出所ではなく警察署に電話を掛けて確認するように言います。なんだぁ?面倒くせえなぁ・・・(ちょっぴり、届ける気が薄まります。)

 

私は350のチューハイ2本飲んだところで、意を決しました。明日ではなく、今すぐ、徒歩8分ほどにある駅前交番に歩いて届けようと思ったのです。駅前交番なら職員がいないなんてことはないだろう。酒を飲んでいることについては、いらぬ誤解を受ける可能性もあるとは思いましたが、テレビの〇〇警察24時で見るように飲んでいる人も普通に行くから、まあ大丈夫だろうと?!・・・・

 

そうして歩いて交番に行き、拾得物を届けに来たと伝えました。一通り、経緯を説明し、習得物の内容を確認したところで、職員からは、お礼はどうしますか?と聞かれました。

 

私は勿論、頂きたいと言いました。だって、現金は一銭も入ってないけど、ここまで届けるためにこんなに苦労したのだから、気持ちだけでも欲しい!。いらないと言ってしまえば、そもそも落としたのか?奪われたのか?どうして家の前なのか?!お礼その物よりもそんなもろもろをそのまま知らずに終わらせてしまうのもどうか?と思ったのです。

すると警察の担当者は請書を出すので、とパソコンに入力を始めました。

 

その時です。30代くらいの女性が子供(3歳くらいかな?ヘルメットをかぶってました。)を抱えて血相を変えて、鍵を落としたんです。と駆け込んできたのです。

 

私は財布の中身を確認していなかったので、それが、その女性の持ち物とはすぐには結び付かなかったのです。特に、私の家の前ではよく宅配業者が駐車するので、きっと宅配業者が落としたものだろうという勝手な、思い込みがありました。

でも、女性が名乗り、免許証の名前と一致して、彼女の持ち物と判明すると、何でこんなに早くに持ち主が見つかるの?!と私と警察の担当は顔を見合わせました。

 

勘が働く人はもうわかったでしょうが?!・・・

そうです。財布の中身の確認で最後に出てきたのは、GPS発信機だったのです。

 

私は警察には、落とし主にお礼が欲しいと言いましたが、あまりに想像と違う若いママと小さな子に度肝を抜かれ、こんな親子に何を求められよう?!という思いと目の前で持ち主が現れた驚きに、そこまで飲酒で歩いてきた気だるさや苛立ちも全てかき消されてしまって、そうそうに警察を後にしたのです。私は、落とし主を見て、失くした経緯などどうでも良くなったのです。

 

帰り道で思ったのは、ブロック塀の上に放置したほうが早く本人の手に渡ったのかも知れないな?。でも別の第三者が手にした可能性もあるよな?!

GPSで追跡されているとしたら、家に止めおくことは、あらぬ疑いを受ける可能性もあったな?!なんて思ったのです。

 

自分にあてはめると鍵や貴重品を紛失しては、決して見つかることはなく、何日も後悔に苦しめられるので、GPSは本当に便利だな!!。って思いました。

 

久しぶりに警察に届ける案件だったけど、まったく想像しない展開・顛末でした。