今年、65歳になって、介護保険証が届き、保険料が変わり、年金の受給を開始した。というのは、これまで書いてきたところです。でも実は、もう一つ変化の起きていることがあります。

 

現在私は、市が保険者の国民健康保険なので、年一回の特定健康診査も自治体から案内が届いているのですが、今年は、それ以外に65歳になったから、という理由で、帯状疱疹・肺炎球菌の予防接種、脳ドックの受診の案内が送られてきました。

しかも、いずれも幾何か公費による補助はあるものの、自己負担を伴うものなのです。

帯状疱疹は、2回接種のタイプで、3万ン千円、肺炎球菌は2千円、脳ドックは2万ン千円です。予防接種は、65歳になると以降、罹患するリスクが高くなるから必要になるのでしょうが、ちょっと金嵩がはりますよね。

帯状疱疹は1回目の接種から2か月間隔を空けますが、肺炎球菌は、他の予防接種から1週間あければ接種は可能になるそうです。

果たして、今年、接種を見送った場合に、来年、また公費補助での接種について案内が来るか分かりませんし、接種を迷っている間に、罹患してしまったらどうしよう。罹患した場合に後遺障害が残る場合があるなんて聞いてしまうと、もうじっとしていられません。

 

新型コロナウイルスのワクチン接種は、最初の接種から6回目くらいまで、公費で全額負担してもらえましたが、今は受けようとすると自己負担1万ン千円かかると言いますし、接種するのをためらう人が多いと聞きます。

 

私の場合、これまで予防接種でこれといった副反応が出たことがないので、費用負担の問題を除けば接種をためらう理由もないし、あるいは、人によってはそんなに神経質に考えて打つ必要はないんじゃないの?という人がいるかもしれませんが、私自身はこの機会を逃さずに接種しようを思っています。

 

また、脳ドックについては、就労していた頃、5年以上前の人間ドックの際、検査機関で受けたことがありますが、結果を書面で受け取っただけで、今回は脳外科の先生から直接、結果を聞けるということなので、その後の変化も確認する意味で受診しました。

 

65歳は高齢者ですが、そんな矢継ぎ早に予防接種を受ける歳かな?との疑問もあります。でも介護保険がワンステップアップに差し掛かったのと同様に、健康の維持もワンステップアップの時期に差し掛かったんじゃないかって思うのです。

 

また、老後の生活費は切り詰めて過ごす。との巷の考え方とは裏腹に、必要な予防接種や検査は公費で全て賄われるわけではなく、高い自己負担が求められる実態を知る人は少ないように思うのです。要は思っても見なかった出費を迫られることがある。

特に医療に関する費用は、日常の生活費とは比較にならないほど高いのですから・・・・

だからこそがん保険や医療保険の一部などは、自主的に手当てすべきとの考えにつながるようにも思います。