この頃、テレビであまり新NISAの話を聞かなくなりました。

むしろ、有名人なりすましの投資詐欺の方が話題になっているようですね。

今年になって、新NISAに変わり、2月ごろには日経平均がバブル期の最高値を越えたあたりで、投資の話は最高潮だったようです。

その後、日経平均は、3万8000円台を上下していて、4万円を越えるには、まだ時間が必要な感じがします。

 

あの2月ごろに、新NISAは儲かると妄信して、虎の子を突っ込んだ人は、その後、何もしなければ、きっと毎日、毎日、基準価格の変動はするものの損失ばかりが気になって、そろそろ嫌気がさすころじゃないかって思うのです。そして損したと言って換金してしまう。

 

そこで、時間の分散です。基準価格が下がり、損失を繰り返すようなら、それは正に追加購入のタイミングです。いち時に資金を大量に注ぎ込み、二の矢、三の矢の資金がないと、いまのように基準価格が下がっている買うタイミングも指をくわえて見過ごすしかありません。

私は、投資の粗々の目標額(総額)をイメージして、その期間に応じて最初の投資額は、20分の1でも50分の1でも100分の1でも良いと思うのです。そして安い時に追加していくのです。

あまり普段、損益を気にしていられないという人は、定期に積み立てる方法も良いと思いますが、景気が良い株価が上がっているというときに始めたのであれば、割高の状態で買っているかも知れないので、まさに日々の損益でマイナスとなっている時に、定期に積み立てるルールに加えて、買い増しをすれば良いと思います。

 

私は、母親の遺品を片付けている時に、某銀行の投資信託の精算書を見つけました。

元本割れした状態で払い戻されていました。株はおろか投信など興味もない母親が、何故、購入したのだろう?!。

私の母は、熱心に訪問してくる某銀行の外交の人を家に上げ、お茶出しして話をすることもありました。預金の相談をしているのか?と思っていましたが、どうやら、そればかりではなく、その行員のノルマの口車に載せられて買ってしまったのではないか?。と思うのです。一度きりの購入で、積み立てて購入した結果ではないと思っています。

そのことについて母親は一言も言うことは無かったですし、また亡くなるまで私も全く知りませんでした。

とは言え本人が亡くなっているので、今となっては、とやかくもありません。

 

景気が悪い時に、買い込むのは勇気がいりますが、景気が良い時には、儲かるんじゃないか?って助兵衛心が起こります。そこに付け込まれ、景気が良い時に買ってしまうと割高なものを掴んでしまい、それ以降の損益は運ですが、大抵が失敗するんじゃないか?って思います。

 

また成りすましの投資詐欺なんて、本人が成りすました相手の絶対儲かる。を信用して言われるままに大枚の資金を動かしてしまうのですから、時間の分散の観点のみならず、投資の常識から外れる最悪なパターンだと思っています。

 

私の投資も道半ばなので、今後どう推移するか分かりませんが、どう動くことがベストなのか考えて何とか勝ち抜けて終わりたいと思っています。