先日、地震保険の契約満了の通知をいただきました。

昔、住宅金融公庫でローンを組んだ際に、加入した火災保険。火災部分は一括で支払ったのですが、それに付帯した地震保険は火災保険満了まで毎年更新する契約で、今日まで支払い続けてきました。一方、住宅ローンは既に完済しているのに、保険だけ残っていたというのも不思議な感じですが・・・

見ると、最初の加入は平成10年なので、実に26年経過しています。毎年通知は貰っていたのに満了と知ると改めて見返すもので、年月の長さを感じます。

保険が満了となるとその後は、自分で任意に加入する必要があるので、早速知り合いの保険屋さんに手配をお願いしました。

築26年、これまで、大きな修繕は現役で働いている時に済ますべき。との思いから、家の塗り替え、キッチンのリフォーム、風呂釜の交換2回、退職直前に自動車の買い替えもしましたね。ここにきて、ようやく年金の支給が開始となり、自分的にはあと何年生きるのだろう。という思いが頭の片隅に浮かぶ一方で、周囲の家財には修繕案件が目白押しの状態になっています。

クルマの駐車スペースのオーバードア(電動でフェンスが上下するタイプ)の不具合を皮切りに、ドアフォンも反応が悪くなり、お風呂の乾燥機、蛇口、ドアもガタが来ているし、バリアフリーに変える必要性も感じます。あと全自動洗濯機。次には冷蔵庫・・・

どれもこれもが我慢して使い続けるには、そろそろ限界が見えています。

かつて、小さなモーターボートを所有していた時には、故障の度にバンバン、中古の部品を取り付けてもらったものですが、家財については、いくら自分の寿命を見据えても中古品という訳には行きません。修理にも限界があるし・・・

オーバードアもドアフォンもお風呂も26年使い続けてきたことを考えると、ここまで良くぞ持ったものだと思い、壊れなかったのが不思議なくらいです。また次に新調するものが、そんなに長持ちするとも限りませんが、それらを更新せずに放置すれば、さらにどんどん修繕の必要なものが積み上がり身動きができなくなってしまうように思うのです。

自分のそんな思いを妻に話すと、今、気力のあるうちにやらないと、やる時期を失すると言います。私もそう思います。不便な思いをしながら交換を繰り延べ繰り延べするうちに、自身の命が先に償却してしまうかも?!そんな不安が頭の中で巡ります。

 

自分のがん保険も、かなり前に契約したきりで、ここ数年、保険会社から更新するようにと資料やら電話やらの攻勢が続いてきましたが、放置してきました。実際に収入のない中で何が保険か?!という思いもありました。

でもここに来て、年金の本支給に合わせて考えてみようと思っています。数年前に更新するより割高になるでしょうが仕方ないです。

私的には 〽よーく考えようー、お金は大事だよー

と考えた結果なのです。

 

なので、大きな出費のあるものは現役時代に済ますべきと言うのは確かに一理あるのです。でも長い人生を見据える時、退職後、年金受給後の生活であっても、大なり小なり一生のランニングコストはかかり続けます。

年金生活というと、受給額が少ないならば、ご飯を食べるだけのお金があれば良いと思いがちですが、実際には必要なランニングコストをひとつずつ、どう処理していくかの選択が迫られることの連続なんです。