ある時を境に わたしは無駄に誠実であろうとするのを 止めた。

本日は雪辱を果たすべく 横浜美術館へ行く予定だったが
前々日に別所で発生させたトラブル回避のため 予定をキャンセルしてもらった。

先方とのやりとりにおいて 嘗てのわたしだったら平に平にご容赦を願ったが
今のわたしは 厚かましく不調を理由に 謝罪と代替案を提案し
(今回は妥協点が得られなかったので後日仕切り直しだが)
快諾してくれた相手をねぎらい 最後にこう付け加える。

「ごめんね、楽しみにしてくれてたでしょ・・・」

このような一言を ここぞの相手に使うのは
どんなええ格好しい殿方でも 応答があろうがなかろうが

『俺の気持ち』を 汲んでくれてる感は
彼らにとって 不安を悔しさを打ち消す 最大の武器だと知っているからで。

作為的な誤解を仕向けるようになったのは
そういう積み重ねが巡り巡ってわたしの幸福に繋がると身を持って知っているからで。

今回は わたしに会うのを楽しみにしてた、と 頂きましたが
素直さを身につけ始めた嘗ての恋人は可愛くて。

その瞬間 その人はおバカで可愛い子に変身。わたしは心の中でガッツポーズ 。
自分のSっ気に「どんだけだよ!?」 突っ込まずにいられないが 置いておこう。

素直でいられるよう仕向けるのは 延いては益。腹黒くって良いんだー♪