帰り道 予てから遊びに伺いたかった同僚宅へ一緒に帰宅。
彼女のご近所には 最愛の彼の仕事場。

嫌がらせメールで「今から近所へ行くよー」一報すると
「新宿で飲んでるよー」思わぬ即レス 普段あり得ない行動
やりとりから察するに かなりの酩酊?

タイミングなど合うことが珍しいのだから、と
すっかり同僚宅で寛ぎ 和んでいたというのに・・・
「あと5分で着くよー」 あれれ???急ぎ支度をし駅へと向かう

「もう電車ないよ」天の邪鬼な酔っぱらいが口にする
久しぶりに逢えたのは嬉しいが 不安と切なさで胸一杯。

どうするの?
「・・・送って行ってから帰る。少しだけ寄れるか、寄ってから帰る」
「2時までにはもどんなきゃいけないから・・・」
深夜 白山通り ふたりタクシーへと乗り込む。

この半年 月に一度 逢えるのがやっと しかも30分とか1時間
こんな奇遇が身に降りかかるとは嬉しい誤算。

道中偶然 一年前ふたりで通った道をなぞり 思い出す。
あの日が始まりだったのだ・・・

部屋に入ると いつも以上に激しく濃厚でエロティック。

ふたり果てた後 感動し涙が頬をつたう。
心が自然と動かされるSEXに勝るものなし。

彼の人生でわたしはイレギュラーな存在
その情動がこの一年継続しているという事実
彼の口から久しぶりに聴いた わたしへの気持ち

天から与えてもらった幸運な巡り合わせの中で ここだけに確かなものが。

不安定な関係 希望の少ない未来 泣き濡れた日々の方が多いけれど
彼が守りたいものを守れるということが わたしの幸せでもあると思える
こんな愛情や こんな愛し方もあるのだと 不思議な気持ちになる。

ただ無邪気に愛しく楽しく 輝かしい未来を信じていたあの日を思い 涙ぐむけれど
彼を愛したことに後悔など していない