デジタルカメラといえば、ここ数年で相当身近になった商品。

みなさんでも、持っている方は多いのではないでしょうか?


さて、デジカメといったら、以前も書きましたがトレンドは多画素化はありますが、

顔認識が最近のトレンドだと思います。

信号処理に、Addonさせることで、他社との差異化を図るのが狙いです。

が・・・実際は他社も追いつけ追いこせで、各社似たようなSpecになっているのも事実。

選ぶのは、ブランドであったり、デザインであったりする人も多いと思います。


さて、そんな流れとはまた違ったアプローチをしているのが、Foveonというセンサーメーカーが作っているセンサー。

それを使った、「DP1」というデジタルカメラ(一応コンパクトカメラ分類)がSigma社から正式発表されました。


DP1


このページを見ている方であれば、CCDやCMOSという言葉を聞いたことがあるかと思いますが、

Foveonというのは、CMOSセンサーになりますが、原理が違います。


通常のデジタルカメラは、1画素の上に、赤・青・緑の光の3原色のフィルターの1つを配置し、

隣り合う画素のデータから、画を作り出しています。

(赤いフィルターのところには、赤色の信号しか反応せず、青色のフィルターのところは、青色しか反応しない)

すなわち、この欠点は何かというと、1000万画素といえど、その画素そのものの信号値ではなく、

隣接するセンサーの信号処理から画像が作り出されているわけです。


ところが、Foveonは違います。

何と、センサーの上にフィルターがなく、センサーの深さ方向で信号を分けているのです。

すなわち、その画素から出てくる信号自体が、赤・青・緑に分離されているわけです。

・・・言葉では分かり辛いので、FOVEONのHPから写真を拝借。


FOVEON

下が従来(通常皆さんがお持ちのCCD/CMOS)です。色が飛び飛びであるのが分かると思います。

そして、上がFOVEONセンサー。深さ方向で信号を分離しているので、全てのセンサーに各色情報が

入っています。

そして、通常のCCD/CMOSは、ローパスフィルターといわれるものが必要とされ、それが偽色の原因になりますが、

FOVEONではそれが不要であるため、非常に解像感が高い画になります。

ですので、同じ1000万画素といえど、FOVEONと、その他のSensorと比較すると、明らかにくっきり感が違います。


が、いいところだけではありません。

FOVEONは基板の深さ方向で色分離をしていることから、おそらく急峻な色分離が出来ていないと思われます。

何を言っているかというと、上の図では、上から青・緑・赤とくっきり分かれていますが、実際は、深さ方向に

+ちょっと、ちょっと+ちょっと、ちょっと

というように、信号が混在する可能性もあります。

そのため、色作りのための信号処理が重要になってきます。

それがまだイマイチこなれていない感があるようで、不満を持つ人もいます。


が、このセンサーを手にする人は、それが分かって手にする人が大半かと思います。

暴れ馬のところはありますが、画の解像感は明らかに他の同じ画素数のものとは異なる世界。


積んでいるセンサーのサイズは、一眼レフでも使われるAPS-Cサイズのもの。(現状のコンパクトデジカメの

4倍程度の面積になるでしょうか)

動画は320x240、ISOもMAXで800と現状の6400などとうたっているものにはかないません。

が、そんなのは関係ない、と気になる方がいましたら、是非チェックしてみてください。


ちなみに、同じセンサーを使っている一眼レフは既に発売中です。

http://www.sigma-photo.co.jp/camera/index.htm

サンプル画像もあります。

http://www.sigma-sd14.com/jp/sample-photo/portrait/

レンズがいいものを使っているので、レンズがコンパクトになるDP1ではここまでのレベルにはならないかもしれませんが、

ただこれだけのポテンシャルはもっているということです。

この気持ちいいほどくっきりした画像。魅力的です。


2008年春、10万弱で発売予定ということです。

私は、うっかり買っちゃうかも・・・


何か、Sigma社の宣伝マンみたいになってしまいましたねあせる