ボイラー・タービン主任技術者はボイラー技士の資格を取る意味はあるのか? | 電磁砲発射!

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 私の先輩BTで特級ボイラー技士を持っている方がいらっしゃいました。

 私は二級のボイラー技士しか持ってないのですが、ボイラー・タービン主任技術者をしておりました。ボイラー技士とボイラー・タービン主任技術者は所管する官庁がちがうため、相互の関連性はありません。

 

 ボイラー・タービン主任技術者は経済産業省および産業保安監督部が所管する発電設備のボイラー及びタービン設備の保安管理を行う資格です。使用圧力により第1種と第2種とわかれています。

 

 

 ボイラー・タービン主任技術者は資格試験が存在しません。一定のボイラーとタービンの取扱い経験をもって産業保安監督部へ

申請することで発行する免状です。試験はありませんが、申請時の審査はかなり厳しいです。

 

 一方、ボイラー技士は厚生労働省が所管する資格で、ボイラーの伝熱面積により特級・1級・2級に分かれています。このボイラーは発電用に限定しているわけではなく、予備ボイラーや温水ボイラー(もっとも最近は法的な規制を受けないボイラーが数多く存在していますが・・・)がこれに当たります。

 

 ボイラー技士免状のステップアップ方法は2級→1級→特級ですが、一定条件を満たす場合には2級→特級といった方法もあり得ます。それがボイラー・タービン主任技術者免状をもって一定期間発電用ボイラーの維持管理をすることです。これをもって1級から受験や特級の受験も可能となります。

 

 さて、ボイラー技士試験を受験する場合、多くの問題が出題されますが、自分が管理するボイラーとは違った形のボイラーに関する出題もあり得ます。なので要件があるからいきなり特級ボイラー技士試験を受験することは可能ではありますが、やはり下から受験していくことが王道となりましょう。

 

 私自身も2級ボイラー技士試験を取得して18年ぐらいになりますが、そろそろアップデートする必要もあるかなと思っていたところです。そのために、次に受験するのを1級にするか、特級にするのか迷っていたのです。そこで今回の記事を書きました。参考になれば幸いです。