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Electrocardiogram-心電図-

エンドレス風音いろはのターンな心電図記録。



君は愛なんてニセモノだと言った
その言葉は今でもご健在ですか?
愛の正体はやはりただの欲望ですか?本能ですか?


出会ってかかわりあっていくうちに生じる
独占欲とか性欲とか
そういうものを人は「愛」と呼び孤独から救われようとする

不安を少しでも取り除きあい
欲望を少しでも満たしあう
それだけのため
自分のただ1番身近にいるってだけの相手を「恋人」と呼ぶ
って、

じゃあ私のこの君を
孤独から救いたいと思う気持ちも
かけがえのないものと思う気持ちも
実はただ不安からのがれたいだけのものですか?
見返り求める汚いものですか?
ねぇ・・・


「愛があるからこその行為」
なんて言っているのはただのキレイゴト
「愛」と呼んで美化して正当化して寂しさ紛らわす
弱い生き物だ

だってまず一体「愛」ッテどういうものなの?
誰かを愛しく思う気持ちって?
「守ってあげる」なんて言うけどどういうことさ?
具体的に何ができるの?
って、

じゃあ
君を思うことで流れるこの涙も
拭ってくれる君のその指も
君を前にして赤らむ頬も強く鳴り響くこの心臓も
君の中ではぜんぶ「愛のモドキ」で結局「欲」だと称しますか?

ねぇ・・・



私は君の欲を満たすためだけに存在する、
君の ある一定期間の道具(パートナー)ですか?
もし 今
私の鼓動が鳴りやんだとしたら
君はまた 一定期間のための道具を探しに行きますか?
ねぇ・・・
君は 何を 想う ?



じゃあ
君が私にかけた言葉も触れたその手も口づけた唇も
すべて愛ではないのですか?

本当は欲だと称したいだけ
それこそが弱さではありませんか?
自信がないからすべての愛をウソだと思い
自分を守りたいだけではありませんか?
だから君を
孤独から救いたいと思うしかけがえのないものと思う
私がいるんですよ?

ねぇ・・・




蹴とばしたボールがきみのところ
届いてたのに届かなくなっちゃって
もう力尽きたのかな私 転がってくよ


すれ違ってまた出会って繰り返すのはきみの名前
うれしはずかしい不思議な気持ちもありふれた世界に

最初からこんな結末を予想してた人なんていない
私たちいつからか歩幅が合わなくなっちゃったんだね

きみの言葉に隠れたきみの歪んだ愛でさえ
私いつのまにか掬う手さえ準備が出来てなかったの

きらきら手をふって笑って「じゃあね」「ばいばい」
なんてやりとりを
私の隣にいるネコが冷たい目で見ていた


いろんなところ歩いてきたね
いろんな人に出会ってきたね
いろんな言葉教えてくれて楽しかった
私きみと背を向けあってから

久しぶりに出会ったものがいるの
きみといる時に出会えなかったのは
元気でいた証拠なんだなって思った
他の誰よりも他の何よりも。

素敵な素敵な時間だって


ねえ きみはどこまで知ってるのかな

この気持ちをつないでいったら
どこまでたどりつけるかな

最後に言うけどって定番な言葉だけど
心のそこから思うの
いままでほんとうにありがとう。




"near love"


はっきり刻み込まれてしまった
ヤケドの跡
今も熱くなって
私を蝕む.......



私には縛られた縄があるから
自分でほどくにはハサミがいるよ
手でほどくにはスキがなさすぎるし
ぬるいぬくもりが消えないんだ

狼がかみつくまでは私は縄を強く結んでいよう

狼をおばあさんと錯覚して幸せに笑っていればいい
狼を狼だと気づかぬフリさえ出来ないなら
このヤケドもすぐに消えてくれるものだ
もし本当の熱さなら隠すこともなんともないはず



狼の前では何をされるかわからないし
静かにしていなければならない
狼にかみつかれるマデ
逃げ出すようなチャンスもない

もし助けに来てくれる人がいるならすがりたいんだ

もう何も怖くないよ狼だったトラだって
悲しみの雨はやがてみえる晴天までとっておいて
きれいな虹を作り出すんだもんね
near love..
きっと守ってくれる



永遠にヤケドは消えないよね?
今も熱くなるヤケドの跡をひとり見つめて確かめる
たとえ3年、10年が経過したとしても
絶対隣にいてくれる跡だからと信じて

死んでもヤケドのことは口にしてはいなけない
成仏するまでは察されてはいけない
このヤケドは私の生きた証
お墓までその頭巾と供えるまで....

もう何も怖くないよ赤頭巾をとっても
悲しみの雨はやがてみえる晴天までとっておいて
きれいな虹を作り出すんだもんね
near love
きっと守ってあげる



苦しくなんて 痛くなんて ただ あついだけ
何にも負けない 
near love
想い届けるまで



*




心の傷が 癒える訳がない
それは表面が拭われるだけで本質的には消えてくれない
わかったような顔している

いつもよりも肌寒い帰り 少し感傷的になったりして
人生はね…って語りだして 自分はとうとう年老いた

最近なんか幸せを感じること少なくなったんだ
なんてのはただの言い訳なんだから

逃げ出したくなった自分を引き留めて空を泳いで
もっともっと高く…




最近なんか本気で取り組むこと少なくなったなぁ
なんてのはただの言い訳だろ?

明日にはもう見える彼女の影を踏みながら空を仰いで
まだまだ消えないよ
逃げ出したくなった自分を引き留めて空を泳いで
もっともっと高く

やりたいことあるんだろう?
大切にしたいものあるんだろう?
見つけたいものあるんだろう?
前進んでよ




不器用じゃない 落ちこぼれじゃない
一瞬を懸命に不慣れに生きている
嘘は吐かない 怠惰なんかない
私に指図をしないでちょうだい

あの時私があなたにまな板を渡したのがミスで
あなたは包丁もなければ、玉葱も持っていない

よくわかった、私が求めていたのは優しさ
愛のない生活から抜け出せないなら

優しくない 愛なんてない
一瞬を噛み殺すように生きている
愛は要らない 優しさも要らない
私に気安く触れないでちょうだい



この時あなたが私に手ぶらで臨むのがミスで
私はマニキュアもあれば、口紅も持っている

よくわかった、私は甘えを期待していた
満月も海も蔑んでいるような気がして

求めていない 何も要らない
一瞬を自ら創りながら生きている
逃げたりしない 正面から生きてるだけなのに…