満足度89点
ギリシャの作曲家VANGELISのベスト盤「THEMES」を聴きました。
久しぶりに聴きました。昔、異常な程、映画『ブレードランナー』にはまりまくってしまって、サントラが無かったので、VANGELISに辿り着いて、このアルバムを聴いたんですよね。確か、高校性の頃だと思うんですよね。懐かしい…。折角買ったこのアルバムもお金が無くて、売ってしまったんですよね。今回、レンタルであったので、懐かしくてツイ借りてしまいました。
今になって思うと、このVANGELISの魅力を高校生の私は殆ど気づかなかったんだと思いますね。改めて聴いてみて、こんなに良いアルバムなのか…と思いながら聴き入ってしまいました。
確かにこの人の弱点は、曲のバリエーションが凄く少ないんですよね。似たような曲がチラホラと、こういったベスト盤でも聴くことが出来るんですね。そこが問題点だと思いましたね。という事は、オリジナル・アルバムでもそういう事があるのかもしれませんね。
それでも、ヴォーカル無しでここまで聴かせる作曲家って中々いるとは思えないですね。あの南極物語の曲も作っている人だし、最後の⑭炎のランナーはインストにしては珍しく全米で1位を獲るほどの名曲中の名曲です。これだけでも、彼の才能が凄いと思うのですよね。
ただ、この人の才能を知るには、プログレを聴いてから、聴いた方が良いのかもしれませんね。ただ、ポップが好きな人には、面白いアルバムではないと思うので…。
VANGELIS 「CHARIOTS OF FIRE」