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 黒人映画初の超大作ヒーロー映画「ブラックパンサー」を観ました。

 感想として…良く出来ているんだけど、何か物足りない…。それが感想ですね。

 アメリカでも、爆発的なヒットを受けて、その流れのまま「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」へと雪崩れ込んでいった凄い作品ですね。

 私が感じたのは、物語が一般的であった事ですね。より王道を突き進んだ映画ですね。だからこそ、分かり易く、アベンジャーズとも混ざらない映画であった為、単体映画としても、ヒーロー映画としても凄くクオリティの高い映画だと思います。

 しかし、アイアンマンもオーバーテクノロジーであったのですが、アイアンマンの良さはそこにリアリティがあったんですよね。何だかやれそうな感じのリアリティです。このブラックパンサーは、そういったリアリティが無いのが大問題なんですよね。だから、私はこの映画に没入出来なかったんですね。私がこの映画を余り好きになれないのは、普遍性とノット・リアリティな感じですね。

 この物語の良さは、ヴィランですよ!

 マイケル・B・ジョーダンが演じるキルモンガーが素晴らしいです。繊細で、暗く、そして情熱的なキャラクターは観ている者を鷲掴みする程のカリスマを持っていたと思います。それを見事に演じたマイケルの演技は称賛に値します。ここには一人の男の哀しみと愛を描いている部分があり、本当に素晴らしいです。

 とは、書いても個人的には物語が在り来たりなのが問題なんだよな~。